【読書】日常そのものが学びになる「独学の本質」
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大学までの学び方と、社会に出てからの学び方に大きな違いを感じます。大学までは、答えがあり、学ぶべき事が決まっている環境で学んでいましたが、社会に出ると、自分の興味のある事や、やらなければならない事を調べながら自分で学びを決めていきます。
私の場合は、社会に出てからの学びの方が断然面白くて、自分のやりたいことを実現するために学ぶという楽しさを知りました。また、医学の学びがそのまま患者の治療や診療スキルの向上につながるため、学ぶことの重要性と楽しさが一致していきました。
社会に出てから能動的に学んでいく事は誰も教えてくれません。大学までの受動的な学びから、社会に出てからの能動的な学びへと、変化する事を知り、挑戦する事を覚える事が重要なポイントだと感じています。今回の10分読書は、「学びの本質」についてです。
本来の「学び」の意義は、小学校の自由研究的な要素にあります。自ら問いを立てて、それについて仮説を立てて、検証する。
多くの人は、自由研究を好きになれず学校を卒業し、他者が立てた問いにばかり答えを出すことに慣れてしまいます。
本記事にある「学びのツール」を用いることで、何に問いを立ててを学ぶべきかを明確に整理することができます。
「問い」を立てる姿勢を日常的に意識してみると、あらゆる出来事を学びに変えられるはずです。「目的としての学び」などと書かれているので、目的と手段を取り違えているのでは?と、半信半疑で記事を読み始めてみました。しかし、ここで語られている効率性とは真逆の視点を見ると、本質はこっちの方では?と思ってきました。
テレビのコメンテーターのような洗練されたコメントをすれば、多くの人々の共感を得て、「いいね!」を集め、それにより自己承認欲求が満たされると思います。しかし、この「それっぽい一般論」をいくら語り続けても、自己の学びには繋がらないという事実を、この本は伝えていると理解しました。
それっぽい一般論を語らせたら、ChatGPTに勝てる人はおらず、そのような能力をつけるための「学び」は既にオワコンなのかもしれません。
経験から学び、自分だけの具体論を持つことが、自分が本気で知りたいことに近づいている証。それこそが「目的としての学び」の真意なんでしょうね。