EV無線給電の米新興、日本に参入 駐車するだけで充電
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無線給電は受電側にコイルを取り付ける必要があります。
EVは車重が航続距離に影響しますので、銅をたくさん使用する重量物であるコイルを後付けすることに対し、一般乗用車からは受けが悪くてなかなか広まらなかった背景があります。
その点、車重が比較的重い商用車向けに展開することはコイルの重量増の影響が小さくなるので理にかなっていると感じます。
また、無線給電技術は送電側、受電側の距離が変わったり、異物が存在したりすると給電効率が大きく変化します。
特に異物は厄介で、充電拠点がきちんと管理されていれば良いのですが、サービスエリアのように野晒しになっていたりすると、ゴミの問題や雨、雪の影響の問題が頭を悩ませます。
そう言った意味でも、まずは充電拠点の維持管理がしっかりしていそうな商業施設や物流会社への提案は良いと感じます。
ちなみに無線給電技術について深く知りたい方は下記サイトが参考になりますので、併せてご確認ください。
【参考】電磁誘導からマイクロ波までワイヤレス給電の各方式を比較紹介!
https://www.b-plus-kk.jp/wireless_1/wireless_2_1.html記事にあるとおり、
「出力は11キロワット。3時間の充電で約150キロメートル走れる。」
急速充電器と言われるものが10-150kWなので、この充電器はどちらかというと職場や自宅の駐車場で、ある程度の長時間駐車できるものに向いています。EVが増えると関連の技術、サービスもどんどん出てきます。
本来このようなサービス、技術などは日本企業がもっとも早く世に送るはずですが、
今の日本企業はEVに興味もなく、ハイブリッドに経営資源を集中しています。
これでは後5年、10年で日本企業の優位性は維持されるでしょうか。
製品がないので、電池も日本企業はあまり作らない、関連のサービスを開発する環境もほとんどありません。
ほんとうに残念です。