セールスフォース、生成AI戦略を強化-スタートアップへの投資倍増
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これまでのAI(主に機械学習型)はいまいちSaaSとのシナジーが見えてこなかったです。これはSalesforceだけではなく、多くのSaaSがそうでした。しかし、生成AIの登場によってAIの業務活用での可能性が一気に広がり、SaaSの能力を大幅に向上させるかもしれません。この数年間は、クラウドベンダーにとってAIの戦略と投資が競争の明暗を分けるかもしれません。SaaS、特にCRMのようなフロント業務系は乗り換えがしやすく、シェアが一気にひっくり返りやすいので、Salesforceも勝負所ですね。
注目のコメント
生成AIスタートアップは業務SaaSを侵食する可能性があります
生成AIが対話型UIで業務支援してユーザーを集めると、ChatGPTがプラグインで機能を拡充したように、業務SaaSの機能を拡充するのは必然。
元祖SaaSのSalesforceにとって、生成AIスタートアップは、提携先としての機会、かつ、競合としての脅威であり、投資で主導権を握る戦略なのでしょう。SalesforceのCRM/SFAは以前から充実したAI機能が搭載され、独自の生成AI EinsteinGPTに開発しています。プロダクトとしては頭ひとつ抜けており、市場シェアも高い。さらにAI投資を倍増する。AIクラウドを他製品と同等の位置付けに格上げするとのこと。他社の追随を許さないように見えます。
でも、記事によると、売上が予想を下回り、幹部の退職、人員削減で厳しいとも。GAFAMも減益ですし、おそらく市場全体の鈍化のせいでしょう。
Salesforceに死角があるとしたら、価格の高さと、私には使いづらく見えるユーザインタフェースかもしれません。画期的に使いやすい低価格サービスが登場して、中小企業から広がり市場を席巻する可能性です。Salesforce の機能を持つ、低価格な(Salesforce と比べると) SaaS は多く出てきておりSalesforce も苦戦してきたかと思いますがSalesforce のリッチな機能を生成AIで生かすと営業管理を始めとして様々な業務が効率化やAIによる業務/作業代替が進むと思います。
これはSAPやOracleなども同様のことが言えるので、生成AI強化は各種BtoB SaaS機能をもつシステムで増えてくるかもしれませんね!