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コメント
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モノづくり回帰ではあるが、その「モノ」の中にはこれでもかというくらいにAIが詰め込まれ、モノを動かすエネルギーは脱炭素だということで、単純な潮の満ち引きではないですね。こういう状況だからこそ、今度出てくる日本のGX移行債(20兆円)の使い道が関心を集めるのです。産業界にばら撒くだけと市場から見透かされたら、流動性がないややこしいだけの国債として過大な発行コストを支払わされることになる(国民負担が増える)はずです。他方、市場参加者の多数が腹落ちする絵が描ければ、年金基金など社会的責任を考えて投資判断を行なう投資家が奪い合う(結果、需給で発行コストが通常の国債より下がる)ことになります。
政府のEBPMをリードする立場にいる一人として、そこはしっかりみて、言うべきことをいっておきたいと思います。
注目のコメント
製造業復活は、海外からの工場回帰を意味するreshorering、また製造業ルネサンスなどとも言われています。グローバル化の流れが反転して、特に安全保障にかかわる分野で顕著です。保護貿易職が強く国内産EVだけを優遇する税制は、UEとの間で摩擦を起こしています。この流れは日本も同じで、「特定重要物資」に指定されたものは国内回帰しています。抗菌性物質製剤、肥料、半導体、蓄電池、永久磁石、重要鉱物、工作機械・産業用ロボット、航空機の部品、クラウドプログラム、天然ガス、船舶の部品、などです。データセンターも国内回帰しており、これだけでも兆単位の大きな投資が起きています。
米国では半導体チップと脱炭素(電気自動車とバッテリー)の工場建設ラッシュとのこと。
いづれも高付加価値かつ産業の中核に位置するので、自国で押さえたいのは、経済安全保障の観点からも分かります。これまでは製造コストが見合わずアジアに移転してきました。自国回帰の背景には、製造自動化技術の進化があるはず。