[8日 ロイター] - 米カリフォルニア州自動車管理局(DMV)は8日、ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツの先進運転支援システムの利用を条件付きで承認した。

電気自動車(EV)大手テスラは、同州が最大市場の1つだが、まだ自動運転車の一般向け販売やリースの承認は得られておらず、メルセデスが先行した形だ。

メルセデスが認可されたのは「ドライブ・パイロット」。これは運転者がハンドルから手を離し、前方から視線を外すことも可能だが、必要に応じて制御の再開を求める「レベル3」の自動運転に相当する。

DMVによると、ドライブ・パイロットは日中、幹線道路で時速40キロ以下でのみ利用できる。

メルセデスは声明で、米市場でドライブ・パイロットを2024年式セダン「Sクラス」と「EQS」にオプションで搭載すると説明した。両モデルとも年内の納入開始が見込まれている。

メルセデスは今年これまでにネバダ州でも自動運転車の販売が承認されている。