2023/6/6

【大公開】日本人が知らない、生成AIで沸騰する日本企業

平岡 乾

NewsPicks ジャーナリスト

「風が吹けば桶屋が儲かる」ように、AIの追い風で儲かる日本の製造業がある。

そうした企業はほとんど知られていない。

そこで今回、今話題のエヌビディアなどの先端半導体メーカーの成長に合わせ、業績が伸びている企業40社弱の業績と、製品リストを紹介する。

そうした企業のすさまじい収益性の高さに驚くだろう。

しかも、こうした企業は「とんでもない何か」をしているわけでもない。

ある意味、「日本企業らしい」戦い方で、今もなお業績を伸ばしてきたのが頼もしい。

こうした「黒子企業」の「待遇（年収）」も踏まえて、実態を調べてみた。

INDEX

• 日本は「2位」と「1位」
• 「前」でも「後」でも稼げる日本
• 今、「パッケージ基板」がアツい
• トップ4社の「注目ポイント」
• 黒子企業への就職はアリか

コメント

注目のコメント

• 大澤 陽樹

  OpenWork 代表取締役社長

  ・2023年06月06日

  最後の方にでているコメントを寄せたOpenWorkの大澤です。
  対象の黒子企業について、クチコミを調べてコメントを寄せました。
  一般的な日本の大企業は"法令遵守意識"と"待遇面の満足度"のスコアが高くなりやすいのに対し、"法令遵守意識"・"待遇面の満足度"にあわせて"風通しの良さ"のスコアが高いのが特徴的でした。
  個人的には、この記事を書かれている平岡さんの調査力や仮説力が凄まじく、感銘を受けました。インタビュー中もその熱量に圧倒されていましたw
• 中山 拓哉

  材料メーカー 電子材料開発、技術営業、マーケティング

  ・2023年06月06日

  本記事に取り上げられている企業は半導体業界非常に有名な企業で、同企業に所属の方で知り合いも多いですが、まさしくJTCという表現が合っており、記事の内容は概ね異論ありません。
  
  移り変わりの早い、エレクトロニクス業界の中で半導体業界は特殊で、既存プレーヤーの力が非常に強く、なかなか新規参入はむずかいのが現実です。
  そのため、既存プレーヤーの方々はかなり余裕を持って次世代の開発に注力できていると感じます。
• 牧野 泰才

  東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

  ・2023年06月06日

  本記事とは直接関係ないコメントですが，この記事では生成AIの進展からの国内の半導体関連企業の動向が書かれています．個人的には同じハードでもセンサやアクチュエータ関係もこの次に重要度が増すんじゃないかなぁと思っています．ソフトのところで出来ることが増えてきた場合に，いかに精度が高く，いかにリッチな情報のデータを使って学習したり分析したりするか，その結果をいかに精密にアウトプットするかが今後の肝になってくるので．
  つまり，この記事で取り扱っているのは人で言えば脳の部分の企業についてですが，感覚器や運動器についての企業も今後来るんじゃないかなと．そして日本企業ってそのへんが強そうな印象があります．