NY株続伸、701ドル高 米国債のデフォルト回避で
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きょうのNY株式市場でダウ平均は700ドル超の大幅続伸。
発表になった米雇用統計はまちまちの内容で、非農業部門雇用者数(NFP)は33.9万人増と予想を上回り、労働市場の強さを示しましたが、失業率が3.7%に上昇し、平均時給も落ち着きを示しています。
米債務上限問題は法案が上院で可決され、成立はほぼ間違いなさそうな情勢。
バイデン大統領が明日署名する意向のようで、市場の関心はFRBの動向に移っています。
米雇用統計はFRBのもう一段の追加利上げが正当化される内容ではありますが、6月については一旦停止し、ひとまず様子見というシナリオを市場は有力視している模様。
短期金融市場での6月据え置きの確率は現時点で70%程度で推移しています。
むしろ、7月利上げの可能性にシフトしているようで、確率は現時点で70%弱といったところ。
翌日物金利スワップ(OIS)市場では7月までの0.25%ポイントの利上げを現時点で85%程度まで織り込む動き。
きょうの市場は物色に広がりが出ており、IT・ハイテク株のみならず、産業や銀行、エネルギーなど景気敏感株にも買いが広がりましたが、エヌビディア<NVDA>は反落し、その他の人工知能(AI)関連株も利益確定売りに押されました。
ダウ平均は本日の上げで200日線を上放れる展開を見せており、来週以降、12月高値の3万4712ドル、そして、3万5000ドルを目指す展開になるかと言う辺りか。
VIXは遂に15台割れ、雇用統計結果受けソフトランディング期待が高まっている模様。
〜このまま楽観継続なのか果たして米国債デフォルトがプロレスだとわかったなら米国債そのものを買ったらいいじゃないですか。金利が高いわけですから。ドル資産が良いのだったら。それと同時に、少しずつ国内の優良銘柄に目を向けていったらよいと思います。今、円安気味ですが長期でみたらもう少し円高になってくるでしょう。そうであるなら国内にもっと目を向けた方がいいと思います。