「『電池』で負ければ日本は終わる（早川書房）」という本が２０１２年に出て、確かになぁ、という感想を抱きつつ読んだことがありました。爾来１０年。
GDPは「国内総生産」ですから、日本で生み出す価値が増えなければ国民は豊かになれません。米国産の電池でないとEV補助金が取れないといった事情もあるのでしょうが、量産体制を含む日本の電池産業の現況と未来がなんとなく心配な昨今です。　（・・;

全部確認しきれていないが、多分パナが資本をいれないでトヨタが電池事業をやるのは初めてではないだろうか？
プライム プラネット エナジー&ソリューションズ（PPES、車載角形LiBと全固体電池）はパナ49％、プライムアースEVエナジー株式会社（PEVE、NiHとLiB）はパナが19.5％。
パナ、もしくはPPESと契約を結び、受益できる構造にはしているんじゃないかと思うが、そこらへんがどうなっているかが気になる。
TBMNC（トヨタ バッテリー マニュファクチュアリング ノースカロライナ）は2021年11月に設立されているが、当時は資本関係などに目を向けられていなかった…

トヨタ自動車、初の米電池工場建設へ－2030年までに3900億円投資
https://newspicks.com/news/6278146

トヨタが建設地を決めた米国初・車載電池工場の全容
https://newspicks.com/news/6437472

トヨタは社長交代以降、急速にEV化へシフトを切ってきましたね。もちろん豊田前社長時代から準備はしていたでしょうが、矢継ぎ早に手を打ってきた印象を市場に与えています。それはいいことだと思いますが、実際にEVを出してくれないと消費者としては実感が湧きません。早くトヨタの本気のEVを見たいものです。

トヨタは2026年に150万台の販売を計画しているが、バッテリーの生産量が80万台分しかない。

もともと無理な計画だと自認していたのか、不足分は外部から調達する計画だったが、北米の規制で現地調達が必要になった。この追加投資で、不足の70万台分のどの程度が確保できるようになるのか。

トヨタが新体制方針説明会を開催〜2026年までにEV年間150万台販売へ
https://blog.evsmart.net/toyota/toyota2026/

米ノースカロライナ州で建設中の車載電池工場の整備に２１億ドル（約３０００億円）を追加で投じるとのこと。追加投資の決定は2回目となります。

トヨタのニュースリリースです
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39261208.html

米国のEV税優遇対応
電池調達を現地生産のみに切り替えたんでしょう

https://newspicks.com/news/8290369

以上です

ビックリですねぇ、大統領選挙で共和党が勝ったり、税優遇減少なったりしたら