AI向け省エネ半導体の開発促進 経産省、データ拠点を地方分散
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国策でAI向け半導体を開発するなら、利用推進の戦略も欲しいですね。
例えば、米国クラウド企業に対して、日本にサーバーを設置するなら国産半導体を必須にさせるとか、それくらいのパワープレーをして産業を育てないと、クラウド時代に戦うのは大変そうです。高価なAIサーバーの購入に投資する国内企業は少ないでしょうから、多くの企業はクラウドでの利用になると思うので。AIチップと言っても学習用と推論用があり、日本企業は推論用ばかり開発しています。この方が簡単で消費電力が少ないからです。学習用は、NvidiaのGPUに任せています。クラウドから、学習済みのデータを持ってきて、少し学習させて推論させます。しかし学習データは日本にありません。もちろん生成AIで学習させる大規模言語モデルも今のところ借り物です。日本が本気でAIに取り組むなら、難しいL LMや学習させるために必要なAIチップの開発を国が支援すべきだと思います。
難しい技術を開発しておけば日本がリードできますが、簡単な推論用のAIチップに補助金を出しても技術立国にはなり得ません。省エネ半導体は日本が強い分野。スパコン省電力ランキングGreen500では、常に上位に位置してきました。2020-21年にはAIスタートアップのPFNが首位を獲っています。ところが、2022年には6位⇒9位と落ち、最新2023年にはトップ10から消えてます。だから強みを強化する戦略はとても正しいと思います。
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