花粉症被害軽減へ花粉発生量を30年で約半減へ 政府関係閣僚会議で対策全体像まとまる
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花粉症は生産性を大きく下げる要因の一つであり、罹患率も高い事から取り組むべき疾患としてはとても良い対象だと思います。
舌下免疫療法は数年単位の舌下投与が必要ですが、高い治療効果が期待でき、花粉に対するアレルギーが無くなるもしくは軽減されので、良い治療法です。
治療にかかるお金を政府が負担してくれるのであれば、治療に乗り出す人は増えるのではないでしょうか。しかし、他にも様々なアレルギーや疾患がある中で、何故花粉症にだけ助成するのか、という点を説明する必要があると思います。
それから、対策全体の費用対効果も、検証する必要があるでしょう。日本国内からは、過去に花粉症とがんの死亡率低下の意外な逆転の関連性が報告されています。これは因果関係を確定するものでは全くないものの、あえてこの例を出したのは、何かにフォーカスしすぎるとかえって仇となる可能性を示したかったからです。
「花粉を半減」する取り組み、そのベネフィットとともに、直接的ないし間接的なリスクも慎重にモニターしながら、ケースバイケースで途中で方針転換できるようなフレキシブルさも求められるかもしれません。