EUとアルファベット、AI協定の自発的な策定目指す=欧州委員
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こういうの見ると、まさにGAFAのようなDPFは国家やそれに準ずる公権力行使主体にとって単純な規制対象ではなく、外交パートナーであるように思いますね。
注目のコメント
「全てのAI開発企業と協力することで合意」としたGoogleに対して、別の報道では、OpenAIサム・アルトマンCEOが、EUが準備している新たなAI規制を順守できなければ、EUでの「事業を停止する」可能性があることに触れています。
それだけ多方面で議論が行われているというだと思いますが、Google・OpenAIで捉え方・方向性が違うようにも見え、開発する企業側・規制する行政側の双方で、情報・判断が錯綜しているような印象を感じます。
一方で、国内に目をやると、G7で「広島プロセス」が宣言されて以降、こうした規制まわりでは、あまり具体的な動きが見えてこないところです(私が見ていないだけかもしれませんが)。国内でもサイバーエージェントをはじめ、独自のLLM(大規模言語モデル)の開発・提供を行う企業が現れてきている中、国内における権利保護に向けたルール作りが急務になっていることを感じています。OpenAIとは相いれない的な感じの報道が出た一方で、Google(Alphabet)とは歩調を合わせられるという報道。両社のバチバチなロビー活動。Googleは検索とクラウドでこうした経験は豊富なので、のらりくらりと上手くやっていきそうです。
ただ、これまでの規制と違うのはスピードとスケール。AIの技術とユースケースの進化のスピードが凄まじく、それがものすごい勢いで世界中に広まり、あっという間に規制を飲み込んでしまう。サム・アルトマンはその恐ろしさをわかっているので、世界で足並みをそろえさせたいという思いで世界行脚をしているような気がします。