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フランス、短距離フライトを禁止 CO2削減のため

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  • 国内航空会社 気象予報士

    鉄道や道路などの交通インフラが整う前は、滑走路があればいい航空は手軽でトータルのコストも抑えられる交通手段であるといえますが、特に高速鉄道が整備されると航空の方はそもそも厳しく、徐々に鉄道にシェアを奪われ撤退していく流れにあります。日本の場合でもその昔は羽田ー仙台や羽田ー名古屋などという航空路線がありましたが、新幹線の整備とともに短距離路線は縮小し、唯一残ったのが羽田ー伊丹というような状況です。理由は、高単価のビジネス需要が残ったからです。私は欧州での個別の状況には明るくありませんが、総じて鉄道の正規運賃が高いので、逆にLCCが普及して日本でいう高速バスの感覚で、引き続き航空のシェアが残っているようです。

    また記事中には乗り継ぎ便には影響ないとしていますが、これも難しい問題で、例えば羽田ー伊丹の路線を使う人は羽田から乗り継いでその先国内や国際の路線に乗り換えるかもしれません。同じ航空会社であれば乗り継ぎ客としてフォローされますが、羽田で普通に降りたあとそのまま他社のカウンターに行った場合、伊丹からの客としては統計にも現れなくなってしまいます。こうした場合に利用できる便の選択肢が減ることになるので、その不便さが受け入れられるものであるかを慎重に考える必要があります。

    鉄道と航空が共に競争し合うのがビジネスとしては本来の姿なので、まずこの点を押さえるべきです。しかし環境その他輸送の役割分担を意識して、政府主導で航空に対して制限をつけるということであれば、結局利用客が支払う平均的な運賃が上昇していないか、利便性が本質的に損なわれていないかなどをモニターしつつ、必要な情報を示しつつ政策を進める必要があるでしょう。


注目のコメント

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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    パリからナントやリヨン、ボルドーを結ぶ航空便は1時間ちょっと、日本で言うと羽田から大阪国際空港、小松空港、青森空港くらいとなりますね。フランスの面積を考えると、国内はかなりの都市へのフライトが禁止となりそうです。

    一般的には、飛行機移動において特に離着陸段階で多くのエネルギーを必要とすることから、短距離移動のほうが1kmあたりのCO2排出量が多い傾向があります。(逆に高高度での長時間飛行での燃料消費量の効率が悪く長距離のほうが排出量が多いという主張もあり、機体や航行距離によります。)
    さらには短距離飛行には燃料効率の低い飛行機が多いことが指摘されています。なにより、短距離移動は長距離移動よりも列車などの現実的な「代替」が存在します。

    とはいえ、UAEなどは政府と航空会社、空港が連携して観光客を誘致し産業を振興させていることで有名である一方で、フランスは国内の航空産業よりも環境政策を取ったような形と映ります。フランスはEUの中でも先進的な環境政策を次々と打ち出しており、今回も世界に先駆けた大胆な決断であるように感じます。

    以前、KLMオランダ航空は広告で飛行機を使わないことを推奨する捨て身の広告を出したことで話題となっていました。
    「飛行機でなく電車移動を」捨て身の呼びかけする航空会社。欧州では「飛び恥」という動きも | Business Insider Japan(https://www.businessinsider.jp/post-200561)

    短距離フライトを、政府側が規制するのか、航空会社側が呼び掛けるのか、「飛び恥」を掲げて生活者が自粛するのか。違いはありますが、いずれにせよ短距離フライトに対する視線が厳しくなりつつあるのが今の潮流です。


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    ITER Chief Strategist (首席戦略官)

    私は南仏在住で最寄空港はマルセイユ空港ですが、パリーエクサンプロバンス(マルセイユのちょっと手前の都市)の移動はTGVの人が多い印象です。

    おそらく、パリーマルセイユ間は廃止にならないでしょうが、TGVの利便性(便数、セキュリティチェック、総合所要時間)を考えるとフランス在住者はTGVが優先選択なのかと思います。

    パリーニースになると飛行機が主流かと。


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