[広島 21日 ロイター] - バイデン米大統領は21日、主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)を終えて記者会見を行い、共和党が求める歳出削減の意向はあるが、債務上限を引き上げるために共和側の条件だけを受け入れるつもりはないと述べた。

米国への帰路にマッカーシー下院議長(共和党)と話をすると述べた。また、デフォルト(債務不履行)は深刻な結果を招き、選択肢にはならないと強調。「共和党は自分たちの党派的な条件だけでは超党派の合意ができないことを受け入れるべきだ。共和党も動く必要がある」と述べた。

ホワイトハウスと共和党は19日夜、2度の協議を行ったが、進展なく終了した。

バイデン氏は、共和党との合意が成立するとなお信じていると指摘。ただ、同党がデフォルトに追い込まないとは保証できないとも述べた。

このほか、西側からウクライナに提供されるF16戦闘機について、ゼレンスキー大統領がロシア領内には侵入しないと保証したと明かし、「ウクライナとその地域内でロシア軍がいる場所ならどこでも」利用できると述べた。

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