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バーフムトはガダルカナル島のようなものです。
 バーフムト市自体の戦略的価値は戦争に影響は与えません。問題は、バーフムトの戦いで、ロシア、ウクライナ双方が何万人死傷したか、です。ひたすら双方の戦力をすり減らす場でした。
 この人口10万人弱の都市を占領することによって、ウクライナ政府が機能することが無くなったり、経済的に大きな打撃を受ける、といったことはありません。それに、今や都市というより、都市の残骸です。

ウクライナにとって戦略的に価値の大きい都市は、
 第1は首都キーウ、
 第2は欧米からの補給ルートの主要拠点である西部のリヴィウ、
 第3は輸出入の拠点である最大の港湾都市オデーサでしょう。
(なお、それを破壊することによって双方がゲームオーバーになる世界最大級のザポリージェ原子力発電所は、別枠です)
 ロシア軍は、開戦当初は狙っていた戦略的価値が大きい大都市の占領は当面できそうにありません。

大都市の占領はできなくても、ロシア軍、ウクライナ軍双方の戦死者が同じく30万人に達すれば、ほぼロシアの勝ちです。
 バーフムトの戦いが終わってみて、双方とも2万人近くの死者は出ていますが、その人数は非公開です。
 ロシアの方が多いであろうとはいえますが、その多くはワグネル社がオトリとして刑務所から連れてきた受刑者たちです。
 残念ながら、ウクライナ軍はロシア軍と同数の犠牲を出し続ければ、いずれ負けます。

今後の(すでにもう始まっている)ウクライナ軍の課題は、バーフムトのさらに西側で、どこでロシア軍の西進を止めるか、その際、どれだけ多くロシア軍に犠牲を強いることができるか、です。
長く続いたバフムトの攻防戦も終わりとなったのか。春の反転攻勢にどう影響するかわからないが、ロシア軍やワグネルが相当消耗したことだけは確か。ロシアの戦略的目標が何なのかはわからないが、そう簡単に思い通りにはいかないということがなぜわからないのだろうか。
ロシア政府がウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトを完全に掌握したと発表しているようです。事実であれば、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、最も長く激しかった戦いに終止符が打たれることになると、ロイター通信。ワグネルトップもこれに先立ち、バフムトの制圧を主張していましたね

「要衝バフムト「完全に制圧」 ロシア民間軍事会社ワグネル創設者が主張 ウクライナ側は否定」(TBS NEWS DIG)
https://newspicks.com/news/8469730/
こんな時にバフムト解放なんか宣言して、G7の顔に泥を塗るようなやり方です。
アメリカ、イギリスなどの国はますますウクライナへの軍事支援を強めると思います。
戦争もどんどん伸びていくでしょうね。
ウクライナ側は、今年6月以降〜年内早期決戦を狙っている。
・2024年米露大統領選前に決戦に踏み切りたい
・泥濘期(本年は6月辺り)が終了し、機動性が上がる時期に戦いたいという考えがあるから。

ロシア側は、先日あったパレードに露呈した武器不足(戦車はポンコツ1台だけ)や、プーチンのNATO西側諸国を敵国とした演説に国民の憂鬱が蔓延し始め、士気が全く高まらない。対してウクライナ側は国民総動員。現在もウ軍優勢の見方。

恐らくは、ウクライナ側が一定領土を奪還したところで、西側が和平のテーブルを促す事になるだろう。
泥沼が極まったような戦いでした。ブチャに続いて歴史に刻まれるのではないかと思います。
一方で、おそらく戦況に大きな影響を与えないのもまた皮肉。たぶん、ロシア国内向けプロパガンダとしてもあまり機能しないのでは。