国際秩序守り、新興国と連携強化 核なき世界へ現実的手法、G7
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過去、日本で開催された年を含めG7サミットは毎年あまり印象にのこりません。
しかし、今回の広島G7は違いましたね。
唯一の被爆国の被爆した広島でにゼレンスキー大統領を招いて、核なき世界について語り合えたのは意義があると思います。
ロシアの核利用を、少しでも思いとどまらせる、一手になったのではないでしょうか。
注目のコメント
中国政府はお決まりの「強烈な不満と断固たる反対」を外交部報道官が表明。新しい反応は何もありません。ただ今回は、インド、インドネシア、ブラジルといった同じ「新興国」のリーダーが多数参加していること、そして習近平国家主席が電話会談をしたばかりのゼレンスキー大統領が訪日していること、このあたりが中国の対応に微妙な変化をもたらすか。「G7など茶番でしかない」とただ突き放すだけでは、中国は孤立の罠に嵌っていくでしょう。
このような国際会議ではありがちなことですが、日本で報道されていることと別の側から海外では報道されていることが多いですね。そしてそれは時の政権の国民への向き合い方を強く反映しています。
中南米諸国から招待されたブラジル側は、「環境」「食料安保」「ユニバーサルヘルス」が今回G7に参加した成果であったと捉えているようですね(というか国民にアピールしたいようですね)。アマゾン地域における環境保護で前大統領が批判にさらされたのを受け、現職のルーラは差別化したいわけですし、また、食糧については飢餓をなくすというもともとの信念・公約もあるので有権者へのアピールにもなります。グローバルヘルス、国民皆保険も同じベクトルです。「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」ですが、
https://www.g7hiroshima.go.jp/documents/
・ロシアの核兵器による威嚇、ましてや今後の核兵器使用は許されない
・核兵器は、防衛目的であるべきで、戦争が起きるのを防止するためのものである
・ロシアと中国は、米国、英国、フランスと協調して核軍縮に関する協議に参加するべき
・特に中国の急速な核兵器増強は透明性を欠いているので、中国政府はデータを公開するべき
・北朝鮮は核兵器を完全に廃棄しなければならない
・イランは核兵器を保有してはならず、そのために諸外国と協力するべき
なお、今回のG7に参加しているインド、それにパキスタン、イスラエルも核兵器保有国ですが、名指しで取り上げられてはいません。