2023/5/25

【松丸亮吾】採用や配属も「地頭ベース」でできる世界へ

NewsPicks編集部
人生の「探求者」たちのエピソードから、自分らしく、しなやかに生きるヒントを探る連載「Life Quest」。
今週登場するのは、謎解きクリエイターで RIDDLER株式会社代表の松丸亮吾氏だ。
直近では、地頭力を測る独自の指標「SPECC」を開発。
この指標をベースに、今年4月から子どものひらめきを鍛える学習塾を開始したが、目線を向けるのは子どもだけではない。
今後は、地頭力をベースとした「採用」や「人事」にも活用できるはずだと話す。
すでにSPIなどの能力指標も存在するが、その勝算やいかに?(全5回)
松丸亮吾(まつまる・りょうご)/謎解きクリエイター
1995年、千葉県生まれ。東京大学入学後、同大学の「謎解き制作集団」の代表としてイベント、放送、ゲームなど数々のコンテンツを制作。現在はRIDDLER株式会社の代表取締役として謎解きコンテンツ開発するほか、メディア出演や書籍出版なども多数。
INDEX
  • 地頭の指標は大人にも使える
  • 地頭力基準のチームや研修が可能に

地頭の指標は大人にも使える

企業研修でよくあるのが、講義を聞いたあとに、簡単なテストがあったり、簡単なプレゼンをしたり、という形式です。
ただ、研修を受けている人の話を聞いていると、「退屈だ」っていう声が多い。
学校教育みたいに「教えられたことをちゃんと覚えましたか」ってチェックされているような感覚なんだと思います。
第3話でお話しした『SPECC診断テスト』は、子どもでも大人でも使える指標にしたいので、「遊んでいるうちに終わった」という体裁にしています。