[ニューデリー 17日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは17日、インド政府当局者に対し、国内販売と輸出向けの車両を生産する現地工場の設立を提案、中断していた同国政府との協議を再開した。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者によると、テスラは新工場の場所や投資額などの詳細は明らかにしなかった。

インド当局は約1年前、最大100%に達する可能性のある輸入車への関税引き下げを求めたテスラの要請を拒否した。これを受け、テスラは同国での販売計画を保留。現地チームと契約してショールームの場所を探していたが、それも打ち切った。インド当局はテスラに現地生産を期待したが、同社は最初に輸入車で市場を試したいとして、協議は行き詰まった。

ロイターは16日、テスラの上級幹部らが今週、インド政府と部品の現地調達やその他の問題について協議すると報じていた。

ロイターの取材に対し、テスラのコメントは得られていない。