「ウッドショック」が終わったのに、建築費が下がらないワケ
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注目のコメント
ウッドショックに関しては、価格の上昇は止まりました。
また、需給も改善してきていて、以前の様に物がない、と言う状況ではなくなってきていると思います。
ただ、急速に元の価格に戻るわけもなく、値下がり傾向はあるものの、高止まっている状況かと、肌感覚では感じます。
記事にもある通り、住宅設備は更なる値上げが続いていて、人件費に関しても記事の通り。
建材も下がっている状況ではありません。
働き方改革による2024年問題に関しては、別記事もコメントしています。
https://newspicks.com/news/8188427
https://newspicks.com/news/8179245
建築費に関しては、おそらく皆さまの想像以上に人件費、住設が占める割合が大きく、残念ながら短期的には下がる要素を見つけることが、個人的にはできません。住宅の設計をしていてこの変化の中で感じること。
水回りなど大資本の会社の製品は特に上がってますしそれは時代の要請なんでしょう。ただ一方の国産木材や職人の手間、というものはそもそも製品と違って定価がなく、職人たちが高齢化しているためもあり、そんなに影響を受けていない。
大企業の「製品」にお金をかけず、木材や自然素材を大工などの職人の腕を活かして丁寧に作るやり方は、そもそもハウスメーカーの既製品寄せ集めの安易なものとは違うので、価値も高く、多少値段が上がっても今後資産価値としても評価できるのではないだろうか。35年ローン組んで必死に返済し、そのくせ住み終わったら壊す(もしくは空き家で放置)、なんてやり方から脱却することはできないのでしょうか?。
メンテしながら100年使う、一世代住んだあとも「まともな価値が残る」ようになれば、「もっと性能の良い家に、より少ない負担で」住めるのではと思うのですが…。