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サイクロン上陸、400人死亡か ミャンマー、難民キャンプなどで

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  • 国内航空会社 気象予報士

    インド洋において発生する台風はサイクロンといいますが、平均的な勢力ではサイクロンのほうがやや弱い傾向があります(海面水温の高い領域の広さなど、様々な理由があります)。しかしながら今回のサイクロンはベンガル湾で急速に発達し、北西太平洋で米軍が名付けることがある「スーパー台風」一歩手前というところまで発達しました(報道によってはスーパー台風=カテゴリー5相当だとするものもあります)。

    最近続いた東南アジアにおける猛暑の影響で、ベンガル湾も海面水温が高くなっていたこともあり、サイクロンが発達しやすい環境が整っていましたが、エルニーニョ現象も始まったばかりであることや、またインド洋ダイポールモードもまだ弱いことから、そうした大きな流れの中の現象ではなく、あくまで個別の事例として扱われる事象であると考えられます。

    しかし今回のサイクロンがミャンマーに上陸したサイクロンの中にあって最も強いレベルであったのは間違いなく、特に北西部の沿岸にあたりロヒンギャ難民が問題となっている地域を直撃したため、特にこれら難民への影響が懸念されている状態です。
    過去のミャンマーのサイクロンに関連する被害で最も大きなものは、2008年に今回よりも一回り小さい勢力のサイクロンが直撃した例です。一回り小さいとはいっても発達中に上陸したこともあり、ミャンマー中部のデルタ地帯に高潮の被害を与え、死者数は10万人以上と言われています。今回はサイクロン自体の勢力が強く、難民キャンプは往々にして低湿地に作られているため、高潮や洪水による被害が懸念されています。


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