ソニーとアステラス製薬、新型がん薬技術で共同研究
日本経済新聞
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新たな取り組みに期待したいです。
がんの治療で重要になるのは、如何に正常な細胞にダメージを与えずに済むかという考え方です。難しいのは、ガンも自分の細胞でできているため、がん細胞にダメージを与える薬は同じく自分の細胞にもダメージを与えてしまう点にあります。
この記事で紹介されている治療法は、特定のがんにのみくっつく抗体を作成し、その抗体がくっついた細胞にだけダメージを与えるという抗がん剤です。
この抗体と治療薬が適切にくっついて離れられる様な技術をソニーが持っていて、共同研究に至ったということの様です。ADCという抗体と薬物を分子サイズのひもで結びつける薬剤です。ソニーは高分子に蛍光色素をつける技術(KIRAVIA Dyes)の開発をしており、そこで培った技術を活かすということのようです。
結ぶつけられる薬剤の個数の多さ、複数種類の薬剤の結合、水溶性の向上、細胞内の酵素による切断、設計自由度の高さなどに強みを持つようです。
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.astellas.com/en/system/files/news/2023-05/20230516_jp_2.pdf&ved=2ahUKEwiAs-6lyPn-AhXTbN4KHZOABVM4ChAWegQIAxAB&usg=AOvVaw0DopWeFCpEBO5doJAE4CWI