面接官はAI。急拡大「AI面接」の実態とは? KFCや無印、大手が続々導入もぶつかる新局面
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確かに不完全だと分かっている人間に不採用にされたら、まあその人の見る目がなかったとなんとなく割り切れたり相手のせいにできますが、AIが「完璧な診断方法」でロジカルに判断した上で不採用とされたら、憤りのぶつけどころがなくて悲しいかもですね。人間としてのプライドが傷つくというのは確かに、と感じました。
多かれ少なかれ選考のどこかの過程にこっそりとかこのように堂々とAIが入り込んでくる状況はなかなか変え難い流れかと思いますが、その企業を受ける立場として企業の選考方法含めて自分の価値観に合っているか冷静に見定めて、あくまで自分がいいと思う企業だけ受ければ良いのかと思います。最終決定権は常に自分が持つ、という意識があれば色々振り回されないかと。重要なことは、企業が成長すること
組織人事は、企業成長を実現するために、必要なアプローチを取ることが重要だと考えています。そう考えた時、この手法の是非を論じるためには、結局、この方法で採用した人たちは、企業成長に寄与できたのか、ということが重要なのではないでしょうか。
この採用方法のメリットには、"企業が定めた一律の基準"によって、紋切り型に人を選抜できることです。つまり、人間の感情や相性が入るとブレるであろう基準が、AIによって、一律化できることにメリットがあります。
とは書いたものの、それが本当にメリットになるかどうかは、その業務内容によるのかもしれません。例えば、他者とあまりコミュニケーションをとる必要が無いような、作業しかしないような、業務の採用であれば、機能する可能性はあります。ある一定の集中を切らしてはいけないような業務の方々に、クレペリン検査を課す企業がありますが、それに近い効能かもしれません。
一方で、みんなで力を合わせて、正解のない問いを解きにいく必要があるような業務の場合、一律の基準でスクリーニングすることが、その項目にもよるかもしれませんが、必ずしも正しいとは言えないかもしれません。
この意見は、課題解決には多様性が重要という視点に立っています。9.11テロの総括について、当時のCIAにはイスラム教徒がいなかった、というものがあります。つまり、当時のウサマ・ビンラディンを「洞穴の老人」と見ており、高く危険視していたわけではなかったのですが、イスラム教徒からすると、神格化に値するような、実に考えられた風貌であったわけです。もし当時のCIAにイスラム教徒の方がいたら、このビンラディンをより危険視し、テロを防ぐこともできた可能性もあるかもしれないわけです。(今となっては何を言っても時間を戻すことはできませんが)
上記の前提に立つと、このVUCAな時代に、多様性を持たない、同質性の高い組織は、それ自体がリスクになる可能性をはらんでいると表現することができるのではないでしょうか。大学入試で、教授によって採点基準が、肌感覚的に差があることを、「それによって、大学の中に多様性が生まれる」という声もあります。
採用は多忙な業務です。効率化は重要である一方で、本当にそれが企業の成長につながるのかという視点を持ち続けることが重要です。【企業にとって良いところ】
・スクリーニングできる(数を捌ける)
【求職者にとって良いところ】
・客観性が保たれる(面接官との相性という問題がない)
なれれば、1次面接なんかは「ああそんなもんか」というようになるんでしょうかね。