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【インド】人類が「後回し」にしてきた病と戦う村

NewsPicks編集部
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  • NewsPicks 編集部 記者・編集者

    長袖・長ズボンを着用、上着には衣類に染み込ませるタイプの虫除けを塗り込み、蚊に刺されないように万全の備えをしてヤラダ村を訪問したのですが、拍子抜けするほど村は清潔な地域でした。エーザイの方によると「この村は本当にかなり綺麗になった」そうです。

    LF患者自身が表に出て啓蒙活動をする例は、インドの他の地域にもあります。ビハール州のLF患者家族会に携わる人は、「患者自身が『私たちみたいになりたくないでしょ』と語るとすごく説得力がある」と話していました。それくらい体を張って説得しないと、人々の認識や行動を変えることはできないようです。

    感染症の問題は、公衆衛生やインフラ、医薬品の調達など資金面の問題だと思っていたのですが、それと同じくらい、地域住民の意識を変える必要があるという話が印象的でした。


注目のコメント

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    インドは、結核だけでも毎年50万人は死亡する国です(全死因の1割)。
     フィラリア以外にも、感染症による死亡は多く、コレラ、腸チフス、大腸菌、赤痢、肝炎など、水の汚染を原因とする感染症が多いです。
     インド、といっても広いですが、外国人や富裕層が住む都市部の話ではなく、インドの大部分を占める農村の話です。
     パキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンもほぼ同じ状況で、あるいはもっとひどいです。
     これらの国で新型コロナウィルスがそれほど問題にならなかったのも、どうせ他の感染症で毎年何百万人も死者が出ているから、というのが1番の理由だろうと思います(新型コロナウィルスの死者数は、インド政府の公式発表は52万人、WHOは400万~1500万人ではないか、としています)。
     それでも、というか、だからこそ、人口はどんどん増えているのですが。

    対策としては、予防接種と、できるだけ安価な薬品を、インドで生産して普及するしかありません。 
     手術とか透析のような医療は、大部分の人には手が届かないので、とりあえず無理です。
     無償で供給するというのは、どうせ横流しする人間が出てくるので、無償だけでは無理で、横流しのうま味が少なくなるように大量に安価に生産するしかありません。

    問題の多くは水の汚染にあるのですが、これは今後もっとひどくなります。そもそも淡水の供給が足りないのですが、これから減少し、川の流量が滞ると水質は悪化します。
     上下水道を行き渡らせるのは無理です。
     井戸を掘るのは、浅いと汚染された水を飲むことになるので、かなり警戒する必要があります。
     できるだけ安価な浄化剤を大量生産して行き渡らせるのが現実的でしょう。
     それ以上に効果的なのは、煮沸用の燃料をできる限り大量に供給して安価にすることです。木を伐るのや牛の糞ではダメです。そんなに安くなりません。
     浄化剤か燃料が限りなく安価でないと、そこを節約しようとして汚染された水を飲んで、すぐに感染症にかかってしまいます。


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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    エーザイの素晴らしい取り組みが紹介されています。
    WHOの依頼に応えた取り組みの様ですが、誰もできないことを成し遂げた素晴らしい一例だと思います。

    「顧みられない熱帯病」は、新興国が集まる熱帯地域を中心に広がる感染症で、その感染症に対する薬を作ったとしてもビジネスとして収益化する事が難しいことから、ワクチンや治療薬の開発が進められていません。

    あらゆる感染症は変異し、蚊を含めたあらゆる生物が、飛行機や船によって移動してしまいます。そのため、コロナやモンキーポックスが世界に広がった様に、「顧みられない熱帯病」ももはや新興国だけの問題ではなくなってきています。

    また、温暖化が進むと、熱帯病が流行しやすいエリアも拡大していきます。日本でもデング熱が広がった様に、その他の様々な「顧みられない熱帯病」も、日本で拡大する可能性が高いと思います。

    世界に存在するあらゆる感染症は、もはや世界的な問題として取り扱わなければなりません。「顧みられない熱帯病」に対する取り組みを進めるGHIT fundやビルゲイツの運営するビル&メリンダゲイツ財団といった組織があり、すでに取り組みが進められています。


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