「インバウンド復活」が良いニュースだけではない理由
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インバウンドが日本にとって唯一、能動的に稼げる外貨の経路であることは間違いなく、これを追い風とすべきという論調も正しいと私は思います。一方、インバウンドを支える宿泊・飲食サービスにまつわる供給制約は今後、インバウンド需要の拡大と同じかそれ以上にクローズアップされてくるはずです(既にニセコが満室営業を放棄したニュースなどが出ています)。
REERが半世紀ぶりの安値をつけたことで、日本人の旅行需要も国内に限定されつつあるため、余計に需給は逼迫しやすくなっています。功罪を分析したところで進めるしかないという結論にはなりますが、どこかで政策的に手を入れてインバウンドを制限するなどという事態も決して絵空事ではないように思います。サービスを提供する側に立てば「無い物は無い」わけですから。お陰様で運営している物産品の会社も安定した黒字回復!
GWは欠品御礼状態で土産物が飛ぶように売れ人気商品は軒並み割当対応せざるを得ませんでした。コロナ禍の閑古鳥を思えば今は全くの別世界ですね。
流通のインバウンドコーナー新設も毎月のように増え、新規取り扱いの引き合いも多い。ここ数年の中で国産土産や物産品業界は1番活気づいてると実感します。
一方でコロナ禍で廃業した老舗は帰って来ず、日本の良さを伝えるための"これだ!"って商品が減ってしまった。少しずつインバウンド商品がまた増えて、彩り豊かになればいいなと日々思ってます。