不履行で「世界景気後退」と警告 米財務長官、債務上限巡り
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「借入限度額が引き上げられない場合、デフォルト(債務不履行)に陥り『世界的な景気後退の火種になる』」のは間違いないですし、「デフォルトにならなくても、債務上限をめぐる瀬戸際の交渉」が長引いて政府機関が閉鎖されるといった事態になれば、「深刻な経済的負担をもたらす可能性がある」のも事実です。
債務上限を巡る瀬戸際交渉は恒例行事と化した感がありますが、これまでは攻める側が政権側に具体的な対案なり要求なりを示して戦って、国民の支持を失いそうになった側がより多く妥協して決着するのが常でした。民主党案を丸呑みして身内の共和党を慌てさせたトランプ大統領のような戦い方もありました。
ところが今回は、小さな政府を求めて攻める立場の共和党内で、岩盤支持層さえ固めればよしとする保守強硬派のフリーダムコーカスが力を持って、15回も投票を重ねてようやく選ばれた党内基盤の弱いマッカーシー下院議長は政権側への要求案すら纏めきれていない感じがします。これではバイデン大統領もイエレン財務長官も妥協点を見出すことが難しい。国民の非難がどちらに向こうとも、妥協点を探る交渉そのものが成り立たなければ時間だけが無為に過ぎて行くことになりかねません。
戦後100回以上あった筈の債務上限引き上げですが、今回ばかりは本当に行き着くところまで行ってしまわないか些か不安を覚えます。チキンレースもいい加減にして欲しい・・・ (・・;ウーンどうでもいいんですけど、バイデンさんサイドは、債務上限引き上げ協議の方が重要だからG7はオンライン参加かもしれないって言っててるのに、イエレンさんは平気で日本来てるんですね。
「このままじゃヤベぇっすよ。あ、じゃあ私出かけてくるんであとは大統領と共和党でよろしく」みたいな。
まぁ、単純に協議日程とG7のスケジュール上のハナシなんでしょうけども。