日本は「お金が欲しい」が最上位、「愛を信じる」が最下位 博報堂「グローバル定点」
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注目のコメント
先日、籍を置く大学の教授会で、ベテランの先生から「長らく大学教員をしているが、ここ数年の大学生は "カネ、カネ" とお金への渇望感が強い。特に"楽して儲ける"ということへの傾倒が激しく、いわゆる闇バイトなどに手を出すリスクには目を配ってほしいし、それを戒めるようなコミュニケーションには努めておいてほしい」というようなお話がありました。
その中の話では、昔(といったもせいぜい10年前)の学生と比べて、決してご実家が貧しいというわけではなく、むしろ学生はより消費性向が強く、SNSに欲望を振り回されている印象がある、というコメントもありました。
確かにバブル期に大学生だった私と、まさに現在大学生の自分の子供世代を見ていると、圧倒的に自分の大学生時代よりも月々の消費額は男子も女子も圧倒的に高いように気がします。
スマホとそれにまつわる諸々のサブスクリプションサービスはもちろん、美容(カラーリング)、脱毛、ネイルといった、かつては費用項目としてほとんどなかった費用が毎月のようにかかりますし、そりゃあいくらあっても足りんよね、という感じですし、なんだか欲を刺激する情報ばかりに囲まれた現代の病かなあとも思います。今のインスタグラムなんて「楽して儲ける」系のインフルエンサーだらけですしね...。
追記1:貧しいから...みたいなコメントが散見されますが、比較されている国の一般的国民と比較して日本人って貧しいですか??そんなことないですよね。恐らく日本がむしろ豊かだからこその病のように思います。
追記2:かつてスマホ(iPhone)とSNS(Twitter)の普及に携わった身としては、(自分がいなくともいずれ普及したとは言え)何だか責任めいたものを感じてしまいますね...。
追記3:日本人の自己評価は他国に比べて低い傾向があるので、その辺は割り引いた方が良いが、環境保護をメッセージとしたブランドの人気があまり高くなく、その手のイベントやキャンペーンが日本の若者にはあまり響かないのは経験上感じるところです...。悲しいぐらい日本の今がわかる調査結果。悲観的すぎ。他国から見たら日本が恵まれているところはたくさんあるのに。
お金が欲しいなら働こう。努力して稼げる能力を身に付けよう。どんどん外に出よう。苦労は買ってでもしよう。楽して儲けようなんて甘すぎる。
アジアから来ている留学生たちは言語が通じない日本での暮らしにも対応し、深夜のコンビニバイトもきちんとこなし、いつの間にかアジアンマーケットを作ったりその材料で本場のベトナム料理店開いたりとにかく元気でポジティブ。カタコトの日本語で接客してホントにすごい。いまの日本は本当にお金がない。というよりは持っている人から持っていない人への所得の再配分がうまくいってない。それによって、暮らしの全ての意思をなくしてしまう人をたくさん目撃しています。上の世代からは例えば「恋愛をしろ」と圧がかかるものの、お金がない中でデートもできない、結婚できない、子どもも持てないというのは当然で、それほど貧困に。お金に困っている時にウェルビーイングだ、環境配慮だ、健康だと言われても、そんなことは知らんとキレてしまいたくなる気持ちは本当によくわかります。普通の国だったらクーデターが起きてもおかしくないレベルだと思います。