[8日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は8日、テキサス州の精製施設で100万台分のリチウムを生産する見込みだと明らかにした。
テスラはEV向け電池に使われるリチウムの供給を確保し、野心的な販売目標を達成するため、施設の建設に着工した。
マスク氏は建設を来年完了し、翌年にフル稼働させることを目指すと話した。
[8日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は8日、テキサス州の精製施設で100万台分のリチウムを生産する見込みだと明らかにした。
テスラはEV向け電池に使われるリチウムの供給を確保し、野心的な販売目標を達成するため、施設の建設に着工した。
マスク氏は建設を来年完了し、翌年にフル稼働させることを目指すと話した。
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テスラの垂直統合はECUから電池材料まで多岐にわたる。
技術のコントローラビリティ、調達のコントローラビリティを握ることで、外部依存を抑制する考え方だろう。
「不足」に対しては有効であるが、「余剰」に対してはマネジメントのうまさが求められる。
つまり、技術不足リスクは手の内化で回避できうるが、技術余剰、つまり生活者が価値を感じられない技術余剰は、その開発費が負債としてのしかかる。
調達不足リスクも自社調達で提言できるが、調達余剰、つまり素材や部材と最終製品の需給バランスが崩れると、その在庫が負債としてのしかかる。
一方で、不足への備えがないと、それ以上のリスクを抱えかねない。
その中で、世の中を「読んで」バランス点を見出すのはそもそも限界があるという考え方の中、むしろ世の中を「導いて」バランス点を主体的に成り立たせるという考え方のように思える。
そのような覚悟や胆力も、垂直統合モデルを目指す条件と言えるのではないか。
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