「持続可能な航空燃料」補完、ANAが始める「カーボンオフセット運航」の仕組み
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航空機の様に高出力が求められるモビリティはエネルギー密度の高い液体燃料が必須で、電化や水素化は技術的に極めて難しいと言われています。SAFは現時点で航空会社が自ら脱炭素し得るほぼ唯一のソリューションとなっています。その一方、CORSIAにおいてもカーボンクレジットの活用は認められていますが、カーボンクレジットは他のセクターで削減した排出枠を購入するものなので、ただカネで買っているだけとの批判が出かねず、ANAが世に問うているのもこの点です。大事なことは優先順位はあくまで航空セクターの直接的な排出量削減であり、どうしてもまかないきれない部分を何とか補填する手段という意味合いにおいて、今回の取り組みは非常に意義のあるものだと思います。
ICAOが採決した2050年カーボンニュートラル
https://newspicks.com/news/7654536?ref=user_2112738
目標達成のためには様々な施策の組み合わせが必要です。
①新技術の導入(新型機材等)
低燃費航空機・エンジンの導入,MEA(More Electric Aircraft)・MEE(More Electric Engine),水素旅客機,電動航空機,等々
②運航方式の改善
飛行経路の最適化,CARATS,Derate Thrust Take-Off, Continuous Decent Operations,One Engine Taxing,Idle Reverse,総重量軽量化,APU使用短縮,エンジン水洗い,等々.
③代替航空燃料(SAF,Sustainable Aviation Fuel)の活用
④市場メカニズム(排出権取引制度)の活用
「CORSIA」と呼ばれています.今の旅客機は主翼内部に液体燃料を蓄えて、うまくデッドスペースを活用しているので、水素タンクやバッテリーを積もうとすると飛行機の形から作り直す必要があるので実用化は難しそうだよね。
逆に今のエンジンは、ジェットが速度を生み出してるんじゃなくてファンで走るので、モーターでエンジンを動かすこともできるし、ハイブリッドが一番早く実用化しそう。