2023/5/3

【本音】僕たちの「育休取得」の決め手を教えます

政府が支援策を公表して話題を集めている男性の育児休業(育休)。
岸田文雄首相は3月、新たな子育て支援・少子化対策を発表し、男性の育休取得率の目標を、従来の「2025年度に30%」から、「2025年度に50%」へと引き上げた。
育休中の給付金を賃金の10割まで引き上げるなど、支援策を充実させていく方針だ。
しかし、現在の男性の育休取得率は14%で、しかも、女性に比べて育休期間がかなり短い。長めの育休を取得する男性はまだまだ少数派で、男性の育児参加はまだまだ課題がありそうだ。
では男性が長めの育休を取得してみたらどうなるのだろう。
そこで実際に、半年以上の育休を取得した二人の30代男性に体験談を聞いてみた。
INDEX
  • 意識したのは「産後クライシス」
  • 育児における「戦力差」を作らない
  • 虫歯が増えて、筋肉も落ちた
  • 育休で見えたもの
  • 10カ月の育休を体験
  • 「育休で何ができるか」妻と考えた

意識したのは「産後クライシス」

一人目の体験談は、人気ポッドキャストの仕掛け人で、7月にプロピッカーに就任予定の音声プロデューサー・編集者の野村高文さん。起業とほぼ同時に子育てに向き合うことになった野村さんに、この半年間の育児について語ってもらった。