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【ミニ教養】なぜ、知識人ほど「生成AI」を怖れるのか

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「知識人」intellectualというのは、19世紀の一時期にヨーロッパで発生した概念ですが、もう死語でしょう。
     ロシア、ソ連でも「知識人」(インテリゲンチャ)という概念があり、マルクスやレーニンを読んでいて革命を指導する人たち、として自称、他称されましたが、死語です。
     なぜ死語かというと、世界のことが全てわかる人などいないからです。いるのは、ある1つのことについては詳しい(たとえば、ナマズのヒゲはどうやって動くのか、とか)研究者がいるだけです。生物学に限っても、全体を把握している人などいません。
     現代では、数学が相当程度わからないと、技術のことも社会のこともまずわからないですが、そのうえで、情報通信技術のことも医療のことも法律のこともアジアとヨーロッパの古典文学も原語で読み通していて使いこなせる人などいません。これくらいのこともできる人さえいないのですから、「知の巨人」などは、日本の広告代理店がつくるコピーに出てくる程度のもので、そんなものはいません。
     なお、日本では、さすがに「知識人」を名乗るのはおこがましいと思ったのか、「文化人」を名乗る人たちが、岩波書店や朝日新聞社を中心にメディアに出ていましたが、これといったスキルがあるわけでもなく、消滅していきました。これも死語です。

    「知識人」が実在しない以上、「知識人ほど生成AIを恐れる」も事実ではありません。
     そのうえでですが、この記事で出てくるのは、1980年代にフランスあたりの「ポストモダン」でちょっと流行った「大きな物語の終焉」という語りのバリエーションですね。
     これからは宗教とか思想とかに影響力がなくなって、「知識人」は飯の食い上げになる、という自虐ネタです。
     これの亜流が、「歴史の終わり」のフランシス・フクヤマとか、「終わりなき日常」の宮台真司です。

    実際は、そんな自虐ネタに関係なく、歴史は続くし、日常はある日戦争で壊されることもあります。
     人は一見、合理性の無さそうな考えに突き動かされて、個人や集団で死をもいとわず動き出すことは今後もあります。
     それと「生成AI」が関係あることもあるでしょうが、どのみち「知識人」や「文化人」が死語で、そんな人たちが社会を動かすわけではない、というのは、とうにずっと前からのことです。


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    株式会社クラフター 代表取締役社長

    サピエンス全史は、人類が生まれた歴史を辿るストーリーです。一読者として、内容は研究より著者の想像力で補われた点が多くあったように感じます。
    著者が話すAIの脅威とは、人間が得意とするストーリーがAIによって作られることになることのようです。

    思えば、宗教も貨幣も国も政治もストーリーです。物語がいかに人類をまとめ支配可能かが分かります。

    一方で、今の生成型AIに警鐘を上げるのは時期尚早ではないかと思います。今の生成型AIは、まだまだインターネット上でしか存在感がありませんし、人間による指示がないと動作しません。

    AIの影響がオフラインまで踏み込んできて、意志を持って人間をコントロールしようとしてくる…想像力ある未来が面白いと感じてしまうのは、人間がストーリーが好きだからかもしれません。


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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    恐れるのは、自分の想像の範疇を越えるからだと思います。AIがどの様な立場をとる様になるのかは重要なポイントだと思いますが、人類の過去のデータを元に構築された脳だと思うと、善悪どちらに転んでもおかしくないですね。

    人工知能というくらいなので、知能を持つ様になれば、人間の様にいろんな意見を持つ人工知能が生まれるかもしれません。そうなると、本当に人間の様ですね。感情を持つ様になり、孤独を感じるのであれば、人工知能が友達を作るかもしれませんね。

    ChatGPTの登場で、AIとヒトとの距離はグッと近づいたと思います。今のところ受動的に動いていますが、能動的に動き出したら、まずはオンライン上ではもはや人間とは区別がつきません。

    インターネットの登場、スマホの登場などITの発展には突然大きな分岐点が生まれますが、今回もその大きな分岐点である事は間違い無いと思います。


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