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注目のコメント
若干、我々の手の内を明かすと、NewsPicksのデザインや図は、まず記者が原作を作り、デザイナーが図に仕上げるケースが多々あります。
私自身は、デザインについて学んだことがないどころか、中学時代に美術で苦労したクチ。したがって、NewsPicksでも苦労しました汗
ターニングポイントは、プレゼンツール(パワポでもキーノートでも)で最初にやることを変えたこと。それは「パワポ画面を縦にすること」でした。
NewsPicksはスマホサイズなので、載っている図も縦サイズがほとんど。そうすることで、目線を上から下、その次に左から右に見て、順序通りにメッセージが伝わりそうかどうか、考えるようになりました
(プロのデザイナーからすれば、まだまだ甘いでしょうが)。
波及効果として、文章そのもののデザインも意識することに。
例えば、スマホサイズで見たときに、長すぎないか、一段落が2~4行程度でリズムが悪くなっていないか。
説明が長くなりそうなら、「3つのポイント」のようにポイント化をして箇条書きのようにして、読者がすらすらと読めるようにできないか。
こうして図のデザインで四苦八苦して得た学びが、文章にも応用できる。
いやむしろ、図も文章も、本質的には「どうすれば、受け手の頭に情報がスムーズに入っていくか」に尽きるのではないかと思います。ブランディングの成功は歴史ある大手企業の専売特許だと思われがちですが、この記事を読むと戦略によるものなんだと改めて思わされます。
学術的なブランド論に注目が集まりはじめたのは1990年頃、「ブランド・エクイティ」などのセオリーが生まれ、東京・銀座に外資系のラグジュアリーブランドが軒を連ねるようにもなり、その価値によって高い利益率を確保できることが知られると、民間企業でも一気にブランドの重要性が認識されるようになりました。
日本のブランディングの特徴は、P&Gなどをはじめ商品やカテゴリー単位ごとにブランド化を進める海外勢と比べると、無印良品やMAZDA、UNIQLOなどのように、企業ブランドを軸に商品展開をしていく点にあると言われています。言い換えれば、商品からブランドを考えるのではなく、そのブランドらしい商品を考えるという点です。
そう考えると、この記事にある「MCC」のように、川下のコミュニケーションから川上の経営戦略までが一貫していることの重要性は頷けるところです。
こうしたブランディングの成功ケースが増え、ノウハウが蓄積されていくことで、世界に通用する日本流のブランディングのあり方が生まれていくことに期待が持たれます。ブランディングは、製品や企業のみならず、人にも適応できると、つくづく思います。独自の付加価値と差別化は何か?
ブランディングとは、どういう生き方をしたいのかであり、自分にとって不要なものを切り捨てて、独自の違いをいかに効果的に伝えるかであり、効果的に伝えるボディランゲージや佇まいが、デザインの部分だと思います。
長年ブランディングに携わっていますが、モノやコトに限らず人の生き方にもあてはめることが出来、深いなと痛感します。
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