[東京 26日 ロイター] - ユニゾホールディングス(東京都港区)は26日、東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行ったと発表した。関東財務局への臨時報告書によると、負債総額は約1262億円。

新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、ホテル事業が低迷、ホテル不動産の売却も進まず、資金繰りが急速に悪化。ロシアによるウクライナ侵攻を受けた物価上昇や米金利上昇など金融環境の変化も、同社の収益と資金繰りに影響を与えた。

同社は旧東証1部(現プライム市場に相当)に上場していたが、従業員による買収(EBO)で2020年6月に上場廃止となっていた。

今後は投資ファンドの日本産業推進機構グループ(NSSK)が日本国内の不動産事業、ホテル事業を対象としたスポンサー支援を行う予定。