【新潮流】ChatGPTで「メンタルヘルス」を整える
- 「AIお悩み相談」にハマる
- ChatGPTは気兼ねなく話せる
- 深刻な疾患には…
- 「あなたを助けるのに最善を」
- ここだけは注意
- 「人生のアドバイス」をもらう
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実際にChatGPTを使って自分自身の模擬カウンセリングをしてみましたが、ある程度気を遣いながら正論を教えてくれます。しかし、ただ寄り添ったり、傾聴する事は出来ませんでした。現時点ではまだ用途を選んで使う必要があります。
ChatGPTをカウンセリングに使うのは、コンセプトとしては十分にあり得る話だと思います。一方で、ChatGPTがカウンセリングに作られているわけではない点や、カウンセリングを受ける側の受け取り方によっては悪い方向に影響する可能性があります。
ChatGPTは優等生で、正しい答えを伝えようとしてくれますが、メンタルに不調がある人にとっては正論はとても辛い現実であったりします。そのために、ただ傾聴して、受容し、休ませてあげる事が大事な事が多々あります。
メンタルに不調を抱える前の状態だったり、ちょっとした悩みを相談するにはChatGPTはかなり優秀です。
人に相談しづらい事は苦しくなる前にChatGPTに相談してみるのも良い手だと思います。
海外ですと、ChatGPTを恋人やイマジナリーフレンドやメンターとする人が増えています。人間相手と違って気を遣わずに話しかけられますし、ボットなので何にでも返事するところは、会話相手として重宝されるでしょう。
ChatGPTの苦手な分野を探そうと色々質問したところ、ファッションの相談は嘘をつかれますし、薬や医薬品の話はできません。ただ人生相談は何となく抽象的なそれらしい言葉で返してきますし、褒めてといえば流暢に褒めてくれるので、少し気分が落ちた時に話しかけるのも理解できます。
とはいえセラピストの代わりになるのは時期尚早でしょう。セラピストは先月のあなたの状態を覚えてますし、あなたの言葉の裏にある意図にも気がつくでしょう。ChatGPTは同じスレッド内の会話しか覚えてませんし、あなたの言葉通りに受け取ります。
接客のようなパーソナライゼーションと文脈を読む力をAIが得るまでは、人間のセラピストは必要でしょう。
このBloombergの記事は、人間の代わりにChatGPTを「セラピスト」として利用することについて、前向きに捉えるユーザーや開発者の声、それを心配する声、専門家の意見を紹介した記事です。
チャットボットが、自分が思ってもみなかったり、試したことのない分野にどんどん利用されていっている事例や、関わっている人々の心境を知ることは、シンプルに興味深いと思うとともに、これから先も様々な可能性が広がっていくのだろうと実感しました。
どのような利用のされ方があり、それに対して色々な見方や意見があることが、オープンに議論されながら、動きながらAIとの付き合い方も同様に進歩し続けることが大事なのではないかとと私は思いました。
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