ウクライナ、TPP加入の意向=年内交渉開始に期待―通商代表が言及
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この件、日本のメディア以外ほとんど報じていないので、あまり実質のある話ではないでしょう。
ウクライナの経済副大臣が、「米国の商工会議所を訪問した際に」そういうアイディアを述べた、ということですが、米国はTPPに加盟していません。
とにかく、実際にウクライナ政府が加盟申請をしてからでないと、具体的な話にはなりません。TPPの加盟交渉は、英国でも2021年から2年かかっていますが、加盟国間の全ての関税の90%を撤廃をはじめ、クリアしなければならない制度整備が多く、ウクライナの場合、2年よりももっとかかるでしょう。いくらなんでも、戦争中は無理です。これは意外な提案です。実現すれば対ロ牽制にもなるだけではなくインド太平洋地域との連携を強めることにもつながります。すでに欧州からは英国の加入に向けた動きが進んでいるので実現可能性も十分にあります。