【新金脈】アメリカで見た、未来の電池がすごい
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注目のコメント
スタートアップの世界で「つまらない」とは、「安いコモディティ」を意味します。しかし、だからこそたった一つのブレイクスルーと掛け合わせると、面白いビジネスができると力説されました。
最近取材した現場のなかでも、かなりエキサイトしたのが、この巨大な電池システムをつくっているAntora Energy(アントラエナジー)です。ここは太陽光や風力の余った電力をつかって、炭素のブロックを温めて、それを貯蔵することで電池にするシステムを開発してます。
鍵になるのは、貯めた熱を、電力エネルギーに再変換するための半導体チップ。ここの性能で、世界トップを記録しつづけていることが、創業数年ですでに100億円を突破するバリエーションと、パイロットサイト建設に至った鍵になっています。
LDES(長期エネルギー保存)の分野は、リチウムイオン電池がまかなえない、長時間のエネルギーを貯めておくテクノロジーとして、いま世界でもさまざまなスタートアップが登場。めっちゃ地味で、めちゃくちゃ面白い分野として、ぜひみなさんにシェアしたく書きました。熱電池ですね。先日コメントしましたが、これからの技術でしょう。
https://newspicks.com/live-movie/2533
第一法則としてエネルギー保存則があるようにエネルギーは減りません。第二法則では熱はエントロピーとして増大し続けます。
内燃機関車がEVにシフトしたとしても、熱管理すなわち熱マネは重要であり続けます。この電池はテスラのオクトバルブのようなものでは無いですが、ヒートポンプでは対応出来ない熱起電力電池です。いろんな商品が投入され、技術革新がうたわれつつも、この20年で唯一ちっとも改善されてないのはバッテリーですもんね。
手元のスマホとて10年なんて到底持つものではない(もたないようにあえて開発してこなかったともいえるのかもしれませんが・・・)
コモディティのことなら何きいても教えてくれる前職の先輩とも、AIをつかったアプローチとして、コモディティなら電池が一番あついって話で昨年盛り上がった記憶があります。
そんで、私、機械学習のど素人だから、一部の機械学習のエンジニアに、こういう電池の改善をAIでできないかね?って真正面からきいたりしたんですけど、マテリアルライフサイエンスって創薬よりも難しいらしく、そう簡単じゃないよってしぶられました。
でも、ほんの少しでも改善していくだけでインパクトは大きいから個人的には技術革新とともに可能性はあると感じています。
あとやっぱり安全性を担保するというときにどこまでの精度が必要かというときに、まぁ戦闘機と民間旅客機ではケタチで違うのと同じように、やはり改善というアプローチはゼロから生み出すわけではないので企業価値をあげるにはそれなりにいい策だとは思うんですよね。