2023/4/11

【不屈の起業家】私は戦争ではなく、イノベーションを伝えたい

NewsPicks 編集部
技術開発に、資金調達。顧客の獲得、スケールアップ──。
起業というプロセスには、数限りない課題が立ちはだかる。NewsPicksでもこれまで数々の起業家をインタビューし、その苦難の道に迫ってきた。
だが、もしも困難な会社の立ち上げ期に、「戦争」が起きたら…。
今、そんな逆境に立たされているのが、ウクライナのスタートアップたちだ。
今回の特集「タフすぎる!ウクライナ・スタートアップ」では、ロシアによるウクライナ侵攻によって、命の保証がない状況に置かれながらも画期的なサービスを展開しようと奮闘を続ける起業家たちを直撃する。
今日紹介するのは、落ち葉からサステナブルな紙製品を作るスタートアップ。
すでに仏ロレアルやシャネルなど、世界的なブランドが殺到している「Releaf Paper(リリーフ・ペーパー)」だ。
落ち葉から紙を作る技術とは一体、どのようなものなのか。そして、そのユニークな事業を、戦時下でどう継続しているのか──。
CEOのアレクサンダー・ソボレンコ氏と、CTOのヴァレンティン・フレチカ氏を直撃した。
INDEX
  • 「紙」も持続可能に
  • 16歳少年のイノベーション
  • 侵攻開始とスタートアップ
  • 投資家が「戦争」から逃げていった
  • ウクライナ人は「不思議」だ
  • 「イノベーション」を生む国として