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大成建設、前代未聞「ビル工事やり直し」の内幕

東洋経済オンライン
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注目のコメント

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    株式会社コネプラ 代表取締役 / マンション管理士

    記事にもあるように、現場労働環境の改善(労働時間の変更・削減)、建築資材の高騰、人件費の高騰(労働者の減少)を背景に、ゼネコンから事業主であるディベロッパーへの値上げ要求は強くなっています。一方で、それをディベロッパーが全て受け入れるわけではなく、その皺寄せがこういったところに現れるのでしょう。

    例えば、分譲物件の場合、購入者への引き渡しを終えて初めて事業主は売上計上となるため、3月決算の売主であれば3月末までの引き渡しを死守すべく工期を設定します。ゼネコン側は現場従業員の需要が期末に集中するため人材確保が難しくなり同時に人材の質も落ちます。工期遅れは許されませんので、納期厳守を最優先とする現場管理になりかねません。

    企業文化ひとつで片付けられる話ではなく、業界構造から生じている部分も多いと感じます。


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    C+E建築設計事務所 代表

    この件に関しては、下記でもコメントしています。
    https://newspicks.com/news/8249822
    「この問題が全国に広がることはない。本社・支店の品質管理検査やパトロールを(ほかの現場では)実行している」とされていますが、理解してもらうには丁寧な説明が必要だと思います。
    なぜ今回だけ品質管理が甘くなったのか、他の現場では起こっていないとどうしていえるのか、疑問を持つ方も多いと思います。
    品質管理については、記事にある通り地道な積み重ねで信頼を得てきました。
    反面、このような事が起きると、業界自体への信頼も揺らぐことになり本当に残念。

    他記事でコメントしていますが、建築業界の人材不足は、管理側、職人共に深刻。
    だからといって、許される事ではないですが。
    https://newspicks.com/news/2026581
    2024年からの働き方改革が迫っていて、これまでのような短工期は難しくなるとみられていて、コストも更に高くなると予想されています。
    働き方改革などに関しては、下記でもコメントしているのでよかったら。
    https://newspicks.com/news/8179245

    追記
    文字数制限のため削除

    追記2
    鈴木さん
    マリコンとは、マリンコントラクターの略で、ゼネコン(ゼネラルコントラクター)の中でも海洋建築・建設に強みを持つ企業のことです。
    五洋建設などが有名で、海洋以外の建築工事も請け負っています(NEC時代に通常の建築を発注したことがあります)。
    なぜ、わざわざマリコンと書いたのか、マリコンの方に聞いたのかはわかりません。

    追記3
    少し技術的なことを。
    鉄骨の接合にはハイテンションボルトを使うのですが、これは部材をプレートで挟み込みボルトの軸力で生じる摩擦によって接合する工法。
    仮ボルトの径が小さく発覚したとの事ですが、誤差があった場合は建入直しを行い修正します。
    建入直しをしていないということは、設計通りの本ボルトが使用できない?
    ボルトの軸力で生ずる摩擦力で支持しているので、使用するボルト径が変わると当然必要な強度が確保できないし、本ボルトを通すために現場でボルト孔を広げることも決してやってはいけない。
    これで大丈夫だと思った施工側の認識にも衝撃を受けてます。
    鉄骨建方について詳しく解説したいけど、文字数が足りません


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    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    記事中にもありますが、急速な労働環境や賃金の是正を進めるあまり、受注内容と現実としてこなせる量と質との相関が維持できなくなっている矛盾が、こういう形でできている状況の一つですね。今回の件は単体でとても大きいプロジェクトなどでインパクトも大きいですが、一定の割合(しかもそう小さくない割合)でそうした歪みが生じている現実がある限り、こうしたズレは建設という領域のそこここに、小さなヒビのように沢山生じている状況かと思います。

    若者の建設労働離れや労働条件の現代化、生産人口の低下など、こういう状況になる事は数十年前からわかっていた中で、構造的な体質改善をせずに、各社が個別の利益確保を優先し続けてきたしわ寄せが出ているというのが現実かと思います。待ったなしの崖っぷちになり、今のやり方では大手ですら吸収対応しきれない状況で、業界全体としてただ弱っていく状況は避けられないように思います。

    下請けから大手ゼネコンまで、全レイヤでの構造的合理化と、特にゼネコンの大胆な人員削減、大手や準大手の一部の解体と再編は避けられないのではないかと考えています。僕は以前から半分冗談、半分本気で、日本の人口減と産業規模の低下、いまだ国外に出られない状況を考えれば、大手5社のうち2社程度は解体し、その人材が市場で流動化することで、IT企業による圧倒的な現代化と再編が起こることでしか建設業界が変わらないのではと言っているのですが、あながち冗談ではなくなってきたように思います。

    複合的で大規模なものづくりの難しさと価値を知っていること大手ゼネコンのが強みなのは間違いないのですが、今後これまでと同じ領域だけで、同じ図体を食わせていけない事は明らかなわけで、いかにその外の領域に建築や都市ならではの価値やデータを提供していくかにも構造的な投資と組織の変化を今の数倍のマグニチュードでしなければいけないんですが、これができている、もしくはできそうなゼネコンすら現時点ではありません。大きなポテンシャルはあるのに残念です。


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