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胃がん発症リスク、22倍に 遺伝子変異とピロリ菌感染

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注目のコメント

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    この研究は胃がんの世界を大きく変えうる内容だと思います。

    これまでは、胃がんにおける遺伝子異常の役割というのは、全体の3%程度までにとどまると考えられており、環境要因とピロリ菌感染の及ぼす影響が大きいと考えられてきました。

    ところが、この研究によれば、該当する遺伝子異常があり、ピロリ菌感染をしている人が生涯で胃がんを発症するリスクは45.5%にも上ると報告されています。これと比較して、遺伝子異常がなくピロリ菌感染がある人では14.4%、遺伝子異常がありピロリ菌感染がない人では5%未満と報告されており、該当する遺伝子異常とピロリ菌感染の組み合わせが胃がんの発症に大きく寄与することが見てとれます。

    この報告は、胃がんの予防戦略、診断戦略に大きな影響を及ぼすと考えられ、その価値が認められて、世界最高峰の医学雑誌NEJM誌に掲載されています。

    また、遺伝子異常+感染という視点は他のがんの研究にも持ち込まれ、また次の新たな大きな研究成果につながっていく可能性もあります。今後の進展にも注目です。

    参考文献:
    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2211807?query=featured_home


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    総合内科医 医学博士

    非常に興味深い研究結果です。日本人を含む東南アジア系の民族は世界でも最も胃がんになりやすいことが知られています。その理由はこれまで、ピロリ菌の感染率が高いことや塩分の多い食事(味噌や醤油など)の関連が提案されてきましたが、今回の論文では、遺伝子変異とピロリ菌感染が組み合わさることがリスクが顕著に上昇することが報告されています。この研究結果は、今後の胃がん予防のための戦略を変えうるものだと思います。


  • WithMetis 代表取締役 理学博士(物理学)

    ピロリ菌と遺伝子変異が重なると、とりわけリスクが高いという結果ですね。
    ピロリ菌は、抗生物質などを使って除菌が可能ですので、検討してみるとよいかもしれません。

    ちなみに、ここで言及されているBRCA1, BRCA2の遺伝子変異ですが、乳がん、卵巣がんについては、よく知られていると思います。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが予防的な乳房切除をしましたが、これはBRCA1の遺伝子変異を持っていたためということ。予防切除までとはいかなくても、このような遺伝子変異を持っている方は、定期的に検査を行い、早期発見に努めた方がよさそうです。
    また、男性であっても、胃がんなど別の部位のがんについてBRCA1, BRCA2の遺伝子変異はある程度気をつけた方がよいということになりますね。


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