廃ペットボトル5割安 - 日本経済新聞
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バージン材(原油から作られた新品の樹脂)の価格下落の影響で、再生PET樹脂の需要が低下し価格が大幅に下落しているとのこと。
近年は資源循環促進のために再生PET樹脂を、ペットボトル、繊維、日用品等に積極的に使っていく姿勢が各メーカーで見られていましたが、それでもまだまだバージンの価格動向と比較して割安かそうでないかで動きが左右されてしまう風潮が示されています。
再生材利用の促進は、まだまだ伸び代がありそうです。逆有償が通常だった廃棄物回収・リサイクルが、再生樹脂の需要増とともにリサイクル会社が費用を払う「有償」での落札が増えたというのは、静脈産業の方からすると、大きなゲームチェンジが起こり始めたのかと思います。
「廃ペットボトル価格、落ち着く」という見出しがより適切だと思います。
これまでにないような取り合い合戦して値が上がってたのが修正されてきた、って話(わざわざグラフも出してますよね)。
もっとも「これでよし」なんてことでなく、問題は「バージン材の価格にリンクするようになってしまった廃材の取引」、これでええんか?、ってとこではないかと思います。
バージンは値が上がったところで在庫が積み上がり、生産が減るだけですが、廃材は「値が下がったから集めんとくわ」では困るから、です(これ、鉄のスクラップなんかではほんとにあったりする話なんですよね)。