2023/4/2

【真理】進歩を後押しするのは「脅威」ではなく「希望」だ

米ニューヨーク・タイムズの名物ポッドキャスト「エズラ・クライン・ショー」。ホストのエズラ・クライン記者が、各界の第一人者とビッグイシューについてじっくり語り合う。
今回は、先週に引き続き、フィンテック企業「Stripe(ストライプ)」共同創業者兼CEOのパトリック・コリソンをゲストに迎え、コリソンが提唱する新たな学問「プログレス・スタディーズ(Progress Studies=進歩研究)」の世界観に迫る。
コリソンは、「進歩とは一般的に考えられているよりずっと希少で、脆弱なものだ」と言う。そして「人類は、進歩の法則をもっと広く、深く研究すべきだ」と呼びかける。
前編では、「科学の進歩は減速している」とコリソンが考える根拠を提示した。
この後編では、コリソンが考える「進歩の条件」と、彼が実践する「進歩の減速を食い止めるための試み」に迫る。
INDEX
  • ①「戦争と進歩」の本当の関係
  • ②「脅威」は研究の多様性を奪う
  • ③科学者の活躍を阻む「制約」
  • ④「助成金」の不都合な真実
  • ⑤社会の希望は「教育」にある