中国経済の回復スピード、政府上層部の想定外-関係者
Bloomberg.com
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中国政府が活動再開を決めたとき、中国人消費者の反応は、①慎重な日本人型、②積極的な米国人型、どちらなのかと注目していたのですが、どうやら②米国人型に近かったようです。コロナ貯蓄も積み上がっているので、当面は消費主導の高成長になると思います。
注目のコメント
当初の予想を大きく覆し、中国経済はかなり速いスピードで回復しています。
私も昨年末の時点で書いたコラム(※)では、経済はまず都市部の若者を中心に動き始め、主要都市から地方都市へと段階的に経済回復に向かっていくと予想していました。
確かに「段階的」ではありましたが、この期間がかなり短く、若干のタイムラグを伴いながらも、地方都市や農村部であっという間に感染が広がり、1月中にほぼ収束してしまいました。
数か月前までは、マンションから一歩も外に出ることができなかったというのが信じられないくらい、現在は活気を完全に取り戻しています。
※ ゼロコロナ政策大転換の北京で起きていたこと
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00109/00052/ゼロコロナ政策解除後、コロナの感染爆発が起きていた頃、個人消費の落ち込みによる中国経済の悪化が、世界景気のリスク要因と見ていましたが、感染は収束し、そのような心配は杞憂になりそうです。あとは、中国の不動産市況がリスク要因です。当局は不動産市場を支援する方向に政策転換していますが、この効果・影響が、いつ・どのように出てくるかを注目しています。