2023/2/28

【学歴不問】アメリカで月50万稼ぐ、新たな採用始めました

アメリカに「ワーキングホリデー」はない。
今も世界一の経済大国であり、世界各国から労働者やビジネスパーソンが集まるこの国では就労ビザを取るのは、今も昔も簡単ではないのが実態だ。
そんな中で、日本の若者に「アメリカで稼ぐ」新たな道を提供する企業が登場した。
米Oishii Farm(オイシイ・ファーム)。
日本人の古賀大貴氏が共同創業し、米ニューヨーク近郊で日本の高級イチゴを最先端の「植物工場テクノロジー」で製造・販売するスタートアップであり、NewsPicksでこれまでも取り上げてきた。
そのOishii Farmが「農業インターンシップ」と銘打った新たな制度を実施する。
食・農業の企業であることを活かし、アメリカ版の「ワーホリ」ともいえるビザサポートを実施し、植物工場で10カ月働く日本の若者を一気に10人募集するというものだ。
①完全に学歴不問で、②渡航・ビザサポートのほか、現地と同じ③約2300円の時給を用意し、さらにNY郊外に④社員寮、⑤優良者への社員待遇まで提供するという。
NewsPicksで独自試算してみると、月170時間前後として月約40万円にNY郊外の1部屋分家賃を足すと、合計50万円近くの待遇となりそうだ(※あくまでNP試算)。
まさに「NEO出稼ぎ」なこの新制度。
円安で待遇差が拡大しているとはいえ、創業わずか5年強のスタートアップであるOishiiがなぜこんな制度を断行するのか。古賀氏に直撃したところ、その背景には、一つの「成功体験」があった。
INDEX
  • ①日本人×農業=最強?
  • ②18歳高卒リーダーが生んだ「成功物語」
  • ③「ワーホリ」よりも稼げる
  • ④日本の「弱点克服」なるか

①日本人×農業=最強?

「まず、大前提として『イチゴの植物工場』で働いた経験がある人って、世の中にほとんどいないんですよ」
まず、古賀氏はこう切り出した。