米政府がロシア・イラン関係に警戒 侵攻支援の見返りに“前例のない防衛協力”か
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イランは、ロシアと中国をつなぐ枢軸の要です。
中国は、すでにイランにとって経済的な命綱を提供してくれる国です。
イランは、北朝鮮などと同じように、いわば国家ぐるみの密輸のプロです(実際に管掌しているのは、ほとんど革命防衛隊ですが)。
兵器の密輸は革命防衛隊にとってはお手の物であり、ロシアが資金さえ出せば、世界各地から兵器を集めてくることができます。
中国が表立ってはロシアに供給するわけにはいかないもの、兵器などを供給する役割を、イランは担うことができます。
イランは、ロシアから見返りを得る必要がありますが、戦闘機、スホイ35を20機、ではないかといわれています。
イランに戦闘機を売ってくれる国は世界にはありませんから、イランにとって米軍やイスラエル軍と互角に戦える戦闘機は、喉から手が出る欲しいところです。ロシアは数ヶ月・年単位の継戦能力を考えた場合、国内の生産基盤が追いつかず、北朝鮮やイランといった国々からの調達を模索していると考えられる。米国がこれほど警戒するのは、ロシア友好国からの支援を遮断することでロシアとの消耗戦で有利な環境を作りたいからだ。
ロシア・イランはいずれもアメリカから経済制裁を受けており、ハブられている国同士、協力しない手はありません。
我々はG7をはじめとする西側陣営クラブを国際政治の中心と認識しがちですが、今世紀初頭に中国・ロシアが結成した上海協力機構は、今やインド・パキスタン・イランをメンバーに加え、アジア大陸の大半、総人口にして30億人超を抑えています。GDP合計でもG7と遜色ありません。
「世界の半分」とは古のイランの都イスファハンの異名ですが、上海協力機構は文字通りの意味で世界の半分です。
経済制裁や規制強化でロシア・イランを国際貿易から締め出したつもりになっても、彼らは世界の半分と繋がっているので、孤立させるのは容易ではありません。