高級すし店「久兵衛」敗訴確定 ホテルオークラ建て替えで移転
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妥当な判決ですね。正直、出店戦略を考える店舗開発の立場から、このような内容で裁判を起こしたことに驚きました。
出店戦略を考えると飲食店の集客は、大きく２つに分かれます。
・店舗前の前面交通量に集客を左右される店舗（業態）
・顧客の目的性が高く、立地やフロアを選ばない店舗（業態）
図らずも、久兵衛さんは自店舗が顧客に取って目的性を失った店舗であることを露呈させたように思います。
ブランディング構築に頑張って頂きたいです。
注目のコメント
私の勝手な寿司屋の大将のイメージからすると
『てやんでぇ～!! うめぇ～寿司握るのに場所なんて関係ぇねぇ～や!!』
って感じなので「場所が変わったことで店の信用に傷がついた」と訴える方がイメージダウンです…(-_-)最高裁の判事の皆さんのご苦労が偲ばれます。
確かに1960年代には、ホテルオークラに店舗を出すことは、わかりやすい格付になったはずです。そして久兵衛のお寿司は、食べても美味しい。ただ、その後の社会構造の変化やテクノロジーの進化で、飲食店の価値は当時とは比べ物にならないほど可視化されています。オークラに限らず、ホテル内に良いレストランを持ちたいのは当然で、それが久兵衛だったら真っ先に誘致しているまずです。
ビッグデータを使えば、ホテルに来てほしいお客さんが、普段どのお店で食事をしているか、どんなお寿司を好んでいるかもすぐにわかります。つまり、久兵衛はオークラに選ばれなかった、ということです。どう考えても、久兵衛の訴えは無理筋で、格が欲しいなら、寿司屋として他にすることはいくらでもある、と私は思います。
その、訴えに付き合ってくれた判事や裁判所の事務局の皆さんを、久兵衛はお店に招いて慰労会をすべきです。本当に支持される店なら場所が変わっても客はついてくる。
今回の裁判記事は店の格を自ら下げてしまったように思えて残念。
ホテルテナントにいたら集客コストはほぼかからないし通勤や仕入れの保管とか何かとラクだったんでしょう。ただそれはお客様とは関係ない。
明らかに戦略を練り直して出直した方がよい。
