[ニューヨーク 15日 ロイター] - 投資会社のタイガー・グローバル・マネジメントやGQGパートナーズ、キャピタル・グループのほか、米資産運用大手ブラックロック、米金融大手JPモルガン&チェースなどが昨年第4・四半期に台湾積体電路製造(TSMC)の株式を大量に手放していたことが、規制当局への提出資料で分かった。

著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイが14日に当局に提出した資料では、TSMCの米国預託株式(ADS)の保有を86.2%削減し、829万株にしたことが明らかになり、TSMCの米上場株は15日の取引で5.3%下落した。

ロング・ショート戦略を取るヘッジファンドのタイガー・グローバルは昨年第3・四半期に取得したTSMC株130万株を全て第4・四半期に売却。現在の価格で1億1900万ドルに相当する。

GQGパートナーズはTSMC株の保有を63%減らし、670万株(6億1620万ドル相当)が残った。

キャピタル・グループは950万株強を手放し、JPモルガンとブラックロックはそれぞれ約400万株を売却した。