大卒女性の生涯未婚率は高いが、それ以上に深刻な高卒男性の「結婚できない問題」
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高卒以下の男性が結婚できなくなっている。もちろん、男の全体の未婚率もあがっているが、押上ているのは高卒以下。未婚に経済問題は関係ないなどという無知がいるが、明らかに「未婚は金の問題」といえる。そして、この余波は、次は高卒女性の結婚できない問題へとつながっていく。階級制の完成である。
僕は途上国に住んでいて時々 子供たちが大勢いる集落にいく。そこにはカネがないから子供を控えるという習慣はなく、子供と多く接して楽しいという雰囲気がある。
日本において確かに経済力が弱いことが結婚や少子化に影響しているのは事実なのだろうが、それより多くの日本人が『子供を育てるのにはこれくらいカネがかかる』とか『子供を育てるのはとても大変である』といった情報に頭でっかちになっている価値観の問題もあるように思う。
これだけ周囲に独身が多い社会というのは『子育ての大変さ』は割と広がりやすいが『子供がいることの楽しさ』は周囲を気にして控える部分があると思う。日本人はただでさえ『寄付をした』とか『贅沢した』といった良いことや幸せなことを自慢しない方が良いという傾向にあると思う。
僕が子供らと遊んでいて思うのは、日本の若者がここで子供らと遊んだり、勉強を教えたりといった経験をし、子供のいる暮らしを身近に感じることが出来たら『子供が欲しい』と思う人は確実に増えるだろうということ。
企業のCMなど情報過多により物欲に支配されてしまっている人も、こういう所に来てカルチャーショックを受けるといいと思う。そういうのも僕がたまに若者らを集落の案内するガイド的なことをしている理由でもある。
日本は貧乏になったから少子化が進んだワケではない。先進国はもれなく少子化が進んでいる。昔は日本も貧乏で多産だった。先進国になり『大卒が当たり前』とか『子育てにはカネがかかる』という価値観が支配的になったこともある。そしてそれは単にみんながそう思うようになったワケではなく『学習塾は良い学校に行くことの重要性』を宣伝し、投資ファンドや銀行は『老後にXXXX万円必要』みたいな価値観を宣伝してきてきたことが洗脳的に働いた結果だろうと思う。結婚におけるお金の問題はずっとついて回ると思います。
学歴は、正直、大学の学費や進学の教育費などの関係で、その人の家庭つまり親や親族の経済力に依存するところがあり、その学歴によってその人の収入にも影響が出るのであれば、男性は経済力の弱い家庭に生まれると結婚で不利になるということなりますが、最近は子供を持たない家庭も増えており、経済力だけでは測れない要素もあるかと思います。また、子供を持ちたいと思った時に資金が不足している状況は、少子化に拍車をかけていると思うため、政府による支援が必要かと思います。
