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本田圭佑のワールドカップのサッカー解説は面白かったですが、それがなぜ通常の解説より優れているのか、また高校サッカーの解説がどう質が低いのか分析した内容です。色々な示唆が得られます。
本田圭佑は、勝つためにどうしたら良いかを分析し、問題点を指摘するのに対し、通常のサッカー解説は、何が起きているのかを述べている、と。この違いは、求める結果から逆算する思考の為せる技でしょう。一方、高校サッカー解説は、選手一人一人の家族など取り巻く環境のドラマを述べてばかりでどうすればここを打開できるかなどは全く分析されない、と。
これは企業経営にも通じるもので、勝つためにどうするのか、という視点が欠け、それ以外の尾鰭にばかり目を向けてしまう問題がよく見られます。どうしたら競合に勝てるのか、価値を作れるのか、そのために何が必要で実践する上での課題は何か、そこを考え徹底的に議論し、対話し、受け取った結果について考える。当たり前のことことが考えられなくなるのは、構造的な問題が背後に見え隠れします。
国立西洋美術館長だった方による、シン喰った視点だと思う。