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状況からすでに皆様お察しのように、これは不可抗力などではありません。この気球が利用したと考えられる下部成層圏について、対流圏からのジェット気流の影響を受けており地球をぐるりと一周するような西風が吹いています。これに対して後方流跡線解析という手法を用いてモンタナ州上空から上流を探ると、まずは24時間程度前にアラスカ方面、そしてアリューシャンを通って4日ほど前には日本の本州南部、さらに5日前には中国の華中付近に到達します。気流の流れをそのまま利用しており、いわゆる最短ルートで到達したことが分かります。つまりモンタナ州上空を強行偵察する目的で、どの高度に気球を飛ばせばよいかを事前に計算して、数日前に中国から打ち上げられたと考えるのが最も自然です。
目的の場所に到達すると高度をより上昇させるようで、目的はジェット気流の影響を受けなくなる高度20km程度の高さに移動するためです。これによって同じ場所に長時間居座って偵察することができます。また移動に際してもどの層の風を利用するかをあらかじめ決定してから移動する仕組みと考えられ、これによってほぼ世界中任意の場所に気球を送り込めるようになっていると考えられます。

また中国がこれをあっさり自国のものと認めたのは、今後の外交日程を考慮してむしろ積極的に中国が米国に対して楔を打ちたい意図があり、今回それが達成された、もしくはさらに強いメッセージとするために自国のものと認めたのでしょう。

日本の上空でもこのタイプの気球が視認されたことがあり(仙台;2020年6月、三沢;2021年9月、など)、米国等へ流れていく途中の状態であったか、あるいは日本上空にとどまって偵察を行っていたかのいずれかでしょう。

冷戦期の米国のU-2のような専用の偵察機を持たない中国にとって、人工衛星よりも高い解像度の写真等が得られ、さらに地上付近からの通信等の電波を効率的にキャッチしたい場合にたどりついたのがこのような成層圏からの気球による偵察であったということと考えられます。撃墜については例えば電源等に有毒な燃料が用いられていた場合のことを考慮し、米国も撃墜をためらったのでしょう。
今回フライトレーダーにも要撃機を支援する空中給油機が飛行している様子が捉えられており、かなり長時間要撃機で追跡を行った模様です。米国は気球についてかなりの情報を得たと考えられます。
なるほど、こういう釈明できましたか。ルートは明らかに米軍基地周辺を通過しており不可抗力は考えにくいです。ブリンケン国務長官訪中前のプレッシャーと捉えたほうが自然でしょう。最近の中国政府の常套手段といえます。
どんな形であれ、中国が外部から指摘された事実関係を「認め」かつ「謝罪した」ことは、注目に値する。
外交姿勢変化のシグナルだといえば、大げさだろうか?
これを額面通り受け取る人はまずいないでしょう。まさに「観測気球」。アメリカが強く出れば退き、宥和的で曖昧な態度をとればのさばる。ブリンケン国務長官の北京訪問取りやめも、米国の強い意志の表明だと考えるべきです。そろそろ日本も、こういう感覚を持たないと防衛費だけ積み上げても「仮想敵国」にしてやられる、という意識を普通に持つべきでしょう。
中国がアメリカ上空見つかった偵察気球について中国のものと認めたとのこと。

「この気球は民間の気象などの研究に使われており、風の影響で予定された航路から大きく外れた」
「不可抗力でアメリカに侵入したことについて遺憾の意を表明する」

【China tells U.S. to remain ‘cool-headed’ over suspected spy balloon】
https://cnb.cx/3Hw97mT

【米本土に中国の「偵察気球」=国防総省が監視・追跡】
https://newspicks.com/news/8072585/
たぶん、間違ってアメリカに飛んじゃったというのは本当なんでしょう。こんなんバレない訳がないですし、メンツを気にする中国が非をみとめるくらいなら、このタイミングではやらなかったんじゃないかな。

でも本当に科学研究用かはわからないですよね。たとえば気球からドローンを展開するとかもできるわけで。

アメリカが一番やりたいのは、無傷で回収することでしょう。できるかどうかは知りませんが。

しかしなんで中国製とわかったんだろ。
「個人的趣味で、気球を飛ばして情報入手しようとした民間人」を「処罰する」ことで、幕引きするほかない。中国という国は、さらっと、しれっと情報収集活動ができる国家だなぁ。
中国では民間企業が何かをしようとすると全て政府の許可や承認が必要になる。会社設立やら何かの実験でもそうなわけです。地図やら写真やらも何か意図を持ってデータ取得していると公安に判断されて仕舞えばその場で逮捕されたりする国なわけです。
他国の領空を侵犯してしまえるような気球を飛ばせる民間の企業があれば、名前を教えてほしいし、そんな企業がもしあるとするならば、中国はきちんと許可を出して営業してるということになるわけですから、黙認している、ということになりますが、そんなわけないよね、ということになります。

この言い訳を信じることは不可能でしょう。(日本にも同型の気球が飛来していることが複数回確認されていることを考慮に入れれば、気象研究用が飛んでいった事故とは言えないでしょう。)
意図して操作して米国上空を飛ばしてる、と考えるのが妥当です。

戦争したいという話ではなくて、そういう国と日本もこれからも付き合っていかなくてはならない、ということを理解しなくてはならないでしょう。

偵察衛星と違って、やれることが複数あります。
こんな分かりやい嘘をドヤ顔でつける国は信用できませんね。。。