なぜWeb3は「期待していたのと全然違う」「詐欺だらけ」と批判にさらされるのか
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web3に対する期待値の認識の広さに違いがありすぎて、期待を感じてない人には詐欺に思えるし、期待してる人には期待しない人が保守的に見えるのかなと個人的には考えています。iPhoneが出たときに『全面液晶の便利なタッチパネルの携帯電話』と捉えるか『インターネットと人類の接触時間が爆増することで世界中で起こる生活様式の変化』と考えるか、というような認識差分が、人による温度差だと思っています。
---NewsPicksトピックスにて、メタバースの記事を書いています---
メタバースとは何か？の"次"の話をする会（https://newspicks.com/topics/metanext）「メタバースとは何の略か」という話はお腹一杯。議論を”次”に進められるよう、発信しています。ぜひフォローしてご覧ください。コメントや質問もお待ちしています。NFTはPFPコレクション（アイコン比率の画像）の功罪があると思います。BAYCにしろNinjaDAOにしろ、基本的にはPFP画像そのもののアート的な価値があるというよりも、投資対象であったり、エクスクルーシブなDAOに参加できることに価値があります。ですので、NFTコレクションを作る前に、如何に「このコレクションは儲かるよ」「あの有名NFTマーケターが関わってるから間違いなく高騰するよ」的な前評判を作ったり、discordなどで丁寧にコミュニティを作って期待値を上げるかが大切になってきており、なかなか新規参入は難しくなっていると感じます。（なので、既に売れているコレクションの派生コレクションが沢山登場しています）
私もNFTコレクションを作って販売していますが（売れてませんが）、Twitterで「新しいNFTをmintしたよ」と呟けば有象無象の詐欺アカウントからリプがつきますし、「Metamask 」と呟けば、公式サポートを装った有象無象の詐欺アカウントがリカバリーフレーズを聞き出そうとリプしてきます。NinjaDAOのdiscordを見ても、「とにかく詐欺には気をつけろ」と何度も念を押してくれています。
中には「トークンを売ると、DAO内のトークン価値の毀損を根拠にコミュニティで袋叩きにされるので、詐欺に遭ったフリをしてトークンを売り抜ける」人もいるとかいないとか。。。
どのみち、NFTやSFTは保有者（無形物なので所有ではなく保有を使うそうです）がブロックチェーンによりユニークに特定できることに価値があると思いますので、いずれ投資対象だけのNFTはシュリンクしていくのではないかと思います。マッチポンプというかポンジスキームというか、そもそも何の課題をどう解決するかの定義がないままに膨れすぎている印象。
別に迅速な国際送金なんてほとんどの人は求めてないし(求めているのはあくまで安定してセキュアな送金であって、既存の銀行が暗号化して送金すれば十分)、政府に頼らない組織だって別に求めていない(政府が100点じゃないし不満はあるけど、結局声のデカい人が勝つのはDAOの方が顕著だし最低保証もない)。
とはいえ既存の株などより高リスク高リターンな商品で最もらしい説明が付けられたのが仮想通貨やweb3.0投資であって、これまではその設立動機から言っても参加者保護されてなかった所に、一定程度の社会的責任が生じてきたので中央が制御してきているのが今。結果としてボロや脆弱性が出る所ではバンバン出てきてこれから下げていく所。それだけの話。
