政府 “年収の壁” 対応策の検討進める方針
NHKニュース
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税制には、人の動きを変えてしまう力があります。それはある意味で行動経済学よりも強力。それがややブラックボックス化している与党や政府の税調の駆け引きで決まってしまう日本の現状は、社会システムをロジカルにデザインするという視点からみて、少しいびつなものだと感じます。今回の「年収の壁」はその大きないびつさの氷山の一角でしかないと常々思っています。そこにメスを入れることが出来たら、岸田さんの評価はガラッと変わるかもしれません。
注目のコメント
制度の主旨としては、ザックリ言うと、「人間一人が生きていくのに130万円かかるから、養っている家族の人数×130万円分を必要経費として控除する」ということだと理解しています。
制度自体の是非はさておき、この主旨を尊重する立場から見ても、「人間一人が生きていくのに130万円」という前提はもうおかしいでしょう。物価が上がればこの金額は上げるべきです。
この1年間で物価がだいぶ上がりましたので、それを反映させるべきです。そして、そもそも去年以前から、国策として年々最低賃金を上昇させて来たのですから、その一方でこの壁を130万円のままにしておいたこと自体が、一貫しておらず支離滅裂です。このような金銭インセンティブで子供をたくさんつくりたいと思うのか懐疑的ですが、なにもないよりは良いのだと思います。
しかし中には子供が欲しくてもどうにもならない方もいるわけで、そこは常に意識したいです。