この連載について
本を読むことは、心を豊かにしてくれる。慌ただしい毎日のリフレッシュにもなるだろう。ただ、ビジネスパーソンには時間がない。そんな悩みを抱えるあなたにNewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする。
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文章を書く上において「フォーマット」、すなわち型があるだけで明確に安定性や即効性に効果があると思います。
実際、本書に書かれている具体的なフォーマットを用いることで、型を迷わずに文章がかけるようになりました。
仕事での議事録やメールを含む文書は、間違えないことと速いことがやはり重視されます。オリジナルのフォーマットを会社で作成して、運用してみるのもよいかもしれませんね。
ダラダラ話すより、書くことで自分の伝えたいことの理解が深まります。書くことに慣れれば、話も簡潔にわかりやすくなりますね。
加えて、主観的な表現を避け、ダラダラと前置きを書かないように努めました。どうしたら読み手がストレスなくサッと読めてスッと理解できるか、という視点が大事なのだと思います。
フォーマットを意識して書くことが習慣になると、自然と相手に伝わりやすいコミュニケーションができるようになります。
逆に、文字コミュニケーションが上手い人は無意識に、大体ここらへんが強いのだと思う。
苦手で上手くなりたい人・上手くなる必要がある人は、記事にあるフォーマットを使ってみることを、プロセスに入れるのがいいと思う。
大体つまづくのが、各項目を具体化すること。なので、フォーマットとして使う場合は「ここが具体化できていなくて悩んでいる」という逃げ道があるといいと思う。そしてその悩んでいる情報を書く(これかこれで悩んでいる、等々)。
そして複数の場所でつまづくから、全体としても「複雑骨折」になる。なので、まず要素ごとに書き出して、それらを併せた全体のところでのつまづきは後回しにする。逆に、受け手はフォーマットで書いてくれた時に一緒にそれを解き明かしていく。
そして、文字コミュニケーションの機能性というか設計があがることは、口頭でコミュニケーションをするときにも整理されているので、色々なことが効率的になる(あとは整理した時点で、自分で解決できることが増えているので、その分で周りの人の支援時間が減り、チームとしての生産性が上がる)。
とはいえ、文字コミュニケーションは機能的ではあるが、共感性は口頭の方が高い。そして人間のパフォーマンスは感情によって変わる。
仕事だから、ある程度機能的に動けることは必要。ただ、どれくらい機能的に動けるかは人によって違うし、共感など感情によってパフォーマンスがプラスに大きく変わる人もいる。
だからフォーマットはフォーマットで使いつつ、文字コミュニケーションが万能とは思わないし、すべての局面で仕事が早く楽に進むわけでもない。
〆切に関しては、今日中に、早めにという曖昧な表現(受け手によって具体的な時間の乖離が発生する)は使わず、◯月◯日何時までに対応可能か具体的にやりとりするようにしてチームでのコミュケーションがスムーズになりました。
「不毛地帯」の主人公(瀬島龍三氏がモデル)は、部下の報告を「結論と理由3つまで」にするよう指示したと書かれていました。
昔、やたらと離婚相談が多かった頃、事務員さんに「マニュアル作って読んでもらおうか」などと冗談を言っていました。
離婚に伴う金銭問題は、財産分与、慰謝料、養育費、婚姻費用分担金の4つです。
未成年の子の親権は、子どもが幼ければ(大抵の場合)母親にいきます。
財産分与の対象が不動産である場合、売却して分けた方が後腐れないケースが多いです。
てな具合にマニュアル化を考えましたが、悩んでいる相談者の声に真摯に耳を傾けるのが弁護士の仕事なので、実現はしませんでした(笑)
認識齟齬がないようにするためにも、曖昧な表現はやめ、はっきりと聞くのが重要だと思います。